大坂籠城2010 (大坂毛がボーボー、老女が連れてきたつるつる娘とペロペロした大石のたこ焼きが二
こんにちくわ
語り、通称大石喜内こと大石アイスクリーム
大坂では籠城でなんとか活路をみいだそうとしていた
だか如何せん丸裸ではどうすることもできない
ダハハ幸村は女忍びのおまんぢうの尻のあたりに指先を滑りこませながら軽く女をくちびるを責め立てた
「お慈悲を…」
よいかその方が良くやっていることはわかっている
しかしだ…お主もあの淀君さまの狼狽ぶりを見たであらう
アア…
千姫さまもお主もせめて小さなマスクの一枚だけでもなんとかならなかったものか
あれではほんたうに丸裸ではないか
わたしが忍んで千姫さまの元へいったこともバレバレか
しかし忠輝殿という男は不思議なお方じゃおなごにモテる
それよりもワタシが忠輝殿をマンションへお連れしたことは誰にもけっして知られてはならぬぞ よいな
幸村は身を硬くし頬をぷっくり膨らませたクリステルを引き寄せるとやさしくクリステルの口元に熱い思いを押し当てた
ブチュ
そのころ松平忠輝の付け家老である大久保長安の心中にはヘスパニアの無敵艦隊が大坂湾にこぬうちに豊家と将軍家の戦が終わっては忠輝自身の身が危うくなると思い早急に使者を大坂の千姫のもとに送った
「しきゅう小さなマスクをくれお」
忠輝さまはきっと松平捨松(アッキーの物語に出てくる捨て子)のようなお方ではないのか武蔵坊主弁慶のように
ヤアヤアヤアそこにおるのは牛若か
トウトウトウ弁慶待っておったぞ
お静かに
カチャ
秀頼と忠輝の対面場所は初め滝川さん苦労のマンション【セレブTHEマンション弁慶ウマタロ鎌倉松本大仏居留守です居ますけどたぶん】に決まった
ヌフウ、
この交渉がうまくいけば大坂は落城をまぬがれるかもしれない
兵力や財力などではない
すべては気運である
この男の采配なら間違いないと 思わせることで勝敗は決まる
太閤が大きく城を構えたコトにより淀君と秀頼は太閤の呪縛から逃れられない状況にあった
大坂はけして落ちぬ
秀頼さまが御出馬されれば
海道一の家康も負けるであらう
【勝負は時の運じゃ】などと浪人はじめ秀頼側近のものたちでさへ難攻不落とうたわれた大坂城神話に酔いしれていたのは事実である
ただこの内にあって浅井長政の娘である淀君だけが冷静に家康と秀頼の力の差を現実的に見ていたといってよい
秀頼は負ける…
秀頼と忠輝の会談は淀君の思案を考慮して深夜千姫のマンションで行われることになった
忠輝は大久保長安に言われたたうり必ずやスペインの無敵艦隊が 大坂とシタキリスズメタンを救いにやってくる
けして大坂は将軍家の挑発に乗り一兵たりとも動かしてはならぬことを秀頼に伝えた
父は大坂方が動くのを待っています秀頼殿けっして
忠輝はそこで口をつぐんだ
たとえヒスパニアの軍艦と百万の兵力があったとしても忠輝に大坂方に勝ちはないと見ていた
大坂方はわかっていながら父いへやすの戦略に乗るであらう
そんな忠輝の声を読み取ったのか秀頼は終始うつむき黙っていた
忠輝の目に映る秀頼は幼き頃に会った頃の面影はなく大分やつれているようにさへ見えた
いくさにはやる血気盛んな大坂の浪人衆抱えた名のある浪人衆にまで相当の心配りをしている秀頼の姿が目に浮かんでくる
よほど骨身を削る思いの内に身を置いているのだろふと忠輝は感じた
秀頼は馬鹿な殿様ではない
どちらかと言へば名君になるやうな気質があるやうに忠輝は見ていた
それだけにだうしても秀頼を救けたかった
父上は大坂がいくさを仕掛けるか騒ぐを待っているであらうな
忠輝はそんな秀頼の気持ちを和らげるやうにゆっくり話はじめた
一方的に忠輝が話すといふ形で 会談は進められ
秀頼はそんな忠輝の言葉をひとつひとつ飲み込むやうに聞き
時折、忠輝に視線を向けたりしていたが忠輝は秀頼の視線を遮り 話をつづけ
最後にこう結んだ
ねえ、秀頼くん、父上や兄上が ゆるしてくれるかわからないけどこのいくさが終わったら僕はヘスパニアに行くんだ
もちろん五郎八姫も一緒だよ んーさうだなあ
天下は兄上か君がもらえばいい
すると終始口を閉ざしていた秀頼がスルスルと近づき
忠輝の手をとり熱のこもった声で
僕もヒスパニアに行きたいなといった
-エムブロ-