そして幽霊も信じるよ!
と、続けて胸を張って言える私ですが、その話題(特に霊が絡むオカルト関連)が具体的に自分自身に絡んだ事が無いので今まで他人事の様に思い、楽しんでいました
UFOや未確認生命体等は本気で信じていますし、憧れも持っています
無論、平行世界や異次元の話も
ロマンに溢れる私素敵!とかじゃなくて本気でロマン感じて、いつかガンダムが量産される世界や二次元と通じる世界が来るのを必死に信じてる馬鹿なんだけどwwwwwww
そんでもって、話は変りますが先日初金縛りを体験しました
金縛りもどきみたいな物は中学生の頃に遭ったのですが、自分で金縛りとして認められる程緊迫した物では無いので、今回が初金縛り
いつも一人で寝る時は、メタルでも電波ソングでも演歌でも何かしら音楽を聴きながら眠りにつかないと気が済まない質なのですが、その日は特に気に留める事も無くなんとなく音楽無しで床につきました
数分後
気味が悪いというか、何か気持ち悪い事に気付く
深夜で、家の電光も無く真っ黒で真っ暗
極めつけは異常な程にこの空間(部屋)が静かすぎる事
何か風の音や、ねずみがエキサイトしてる音が一つ位聞こえても良いんじゃね?
と、私に思わせる程無音の世界
思えばここで携帯で音楽鳴らしておけば良かったものの、この時の自分は
面倒>>>>>(ダメ人間の壁)>>>>>音楽
だったので、気味悪さを無視して無理矢理就寝
そして、寝てから何時間経ったのかよく分からないが突然眠りから覚めた
「目が覚めた」では無く「眠りから覚めた」のです
起きてる実感はあるんだけど、どうやっても瞼が開かない
まずここで、夢の中から覚め切れて無いのかな?ハハハとか思ったが、外気の感覚もあるし何より自分が息をしてるのが分かるから現実だと判断
念押しで夢を中断させる方法(私なりの確実な対処法では目を閉じながら白目を向くこと)をしてみたけど勿論出来なかったのでやはり現実
もうそんな事無視して寝れば良いじゃん!という気持ちも分からなくは無いですが、いかんせん頭が冴えまくって寝るに寝れない
そして状況を打破する為に
目が開けられ無いなら体を動かせば良いじゃない
とアントワネット的な考えで、足を横にずらそうとした瞬間
(あ、あれ?動かねえ…)
便所の扉じゃ無いんだから素直に言う事聞けよ、山口!と思って体全体を曲げようともしたが動かない
(……これって金縛り?金縛りだよな?初金縛りだあああぁ!!!いやっほおおぉぉお!!!)
と、やっと金縛りになった事を実感して感動した瞬間、体に今までに無い緊張が走る
四方から何か抑えつけられてる様な
特に上からのが凄かった
重いとか苦しい、じゃなくて威圧されて動けない感じの物
(あ…これはヤバいわ…オワタ)
と、少し本気になって事に構えた頃に自然と全身の意識が足先に集まる
抑えつけの拠点がそこだったと分からせる程強い力だったもんで、意識が行ったんだと思う
そこで終わっていれば良かったものの、ここからがオカルトの本領発揮だった
その強い抑えつけが足先から始まり、徐々に上へ迫ってくるではありませんか
ふくらはぎ、膝、太もも、と下から一個一個支配されていく感じ
支配されていった各部は動かせない事に加えて血の通ってる感じも感覚も遮断されてる
でも何故か絶望や恐怖は感じなくて、無駄に頭が冴えているからか、この状況から解放される方法を冷静に考え始める
その時、舞の「エロい事を考えると解ける」といった教えを思い出し、自分の性知識を総動員して頭の中で羅列を組む
どうせならマニアックなものを、と思って心の中でSM関連知識を呼び起こす
が、強い抑えつけは止む事はなく、既にあばらの所まで来ている
(くそっ!SMじゃ駄目なのか…っ!)
仕方が無いので他の知識で対抗したが進行は止まず
いよいよ肩まで来た所で流石に焦りを感じずにはいられず、エロ知識戦法を止めて意地で体を動かそうと試みる
どこでも良いから動いてくれ、と願うが痙攣も何もしない
ここで不思議と動かない体に抗おうという気持ちが強くなり、熱血ヨロシク心が燃え上がる
(……ふざけんなよ!ここで終わらせてたまるか!)
と、少年漫画の主人公チックな事を叫んだのははっきりと鮮明に思い出されます
(負けんぞ!気持ちの負けは本当の負けだ!)
とか
(諦めたらそこで試合終了なんだよ!)
とかちょっとおふざけ入ってますが、色々本気で熱血掛かって叫びました
そこで私の熱意が何かに伝わったのか、抑えつけは首下あたりで止まり、一瞬体全体の緊張が微かに緩くなった気がする
(これはチャンスだ!)
と、すかさず体を曲げようとするがやはり緊張が緩くなっても状態は変わらず動かない
もうとうの昔に精神的に疲れていたが、明日死んでも良いと言える程の気合いと熱血で最後の抵抗
もはや恐怖は微塵も無い
(うおおおおぉぉおおおおお!例えこの身が千切れようともおぉぉぉぉ!うおおおおぉぉおおおおお!!!)
瞬間、足がピクリと横へ動き、体の抑えつけがふっと解ける
あれ程開けられなかった目もやっと開く
天井を見つめながら
(か、勝った…)
と安堵の息を吐くと、疲れからかいつの間にかまた眠りに付いていました
記念すべき初金縛り
見事勝利を収めた訳ですが、多分もう金縛りは来ないと思います
音楽を掛けながら寝れば大丈夫とか、そんなんでは無くてwwwwwwww
今になって考えると、あの日どうして金縛りになったかと云うと
眠る前の緊張状態
にあったと思います
無音、暗闇の世界で精神的に緊張してしまい体に表れた物かと
そう言える理由としては、某社長じゃ無いですが非ィ科学的なものに自分が巻き込まれるのを認めたく無いのも一理あります
だから怖さも感じなかったんだと自分で分かります
でも今回の金縛りが霊的なものだとしても、割りかし楽しめたので良かったです
二度と体験したくないけどなwwwwwwwwwwwwwwww
まぁこの体験があったからと言っても今までの様にオカルト関連は他人事の様に思い、楽しもうと思います
だって怖いじゃん