NZ当局、ファイザー製ワクチンと死亡例の因果関係認定 心筋炎で
ロイター編集
12月20日、ニュージーランド(NZ)
[シドニー 20日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)当局は20日、米ファイザー製新型コロナウイルスワクチンの1回目を接種した26歳の男性が心筋炎で死亡した事例について、因果関係を認定したと発表した。
ファイザー製ワクチンは接種後まれに心筋炎が発症するケースが報告されている。NZ当局は8月にも接種後に女性1人が死亡したと報告しており、今回が2例目。
コロナワクチン独立安全性監視委員会は声明で「現在入手可能な情報に基づき委員会は、この個人の心筋炎はおそらくワクチンが原因だと見なした」とした。
広島でも「オミクロン株」専門家に聞く 「感染力強いが、死亡率はインフルエンザと同等」
テレビ新広島
2021年12月27日 月曜 午後6:28
オミクロン株はどういった特徴があるのでしょうか。ウイルス学がご専門の広島大学大学院の坂口教授にうかがいました。
大きなものとしては、これまでのデルタ株に比べ広がりやすいという特徴があります。
アルファ株やデルタ株は気管や気管支など下気道でウイルスが増えていたのですが、オミクロン株は鼻腔や咽頭など上気道で増えやすくなっています。
そのため、人に伝染しやすくなっているということなんです。
一方、下気道までウイルスが届かないので肺炎などになりにくく、重症化しにくいというのも特徴です。
また、先行して感染拡大しているイギリスでは、感染者が多い中でも死亡率はおよそ0.1%程度だったこともこれまでの変異株と異なります。
これは、インフルエンザとほぼ同じ程度のため、必要以上に恐れなくていいが警戒は必要と話しています。
こうした中、年末年始の帰省などを控えどうしたらいいか、戸惑う方も多いと思います。
お聞きしたところ、帰省をとりやめるほどではない。
英国「オミクロン株、昨年のコロナと違う…入院3日で終わる」
12/30(木) 7:12
中央日報日本語版
新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)がオミクロン株の拡散と重なり、エンデミック(土着化した周期的流行病)化するだろうという見通しが出ている。先月末、オミクロン株を初めて分離・確認した南アフリカ共和国だけでなく、すでに優勢株としての位置を確立した英国・米国でこれを裏付けるような初期観察結果が相次いで出てきながらだ。それでも専門家はオミクロン株がパンデミックを終息させる「贈り物」になりうるかどうかについては留保の立場を示した。
英国免疫学者でオックスフォード大学医学部教授のジョン・ベル氏(英国政府生命科学顧問)は28日(現地時間)、BBC放送に対して「オミクロン株による新型コロナは1年前に我々が見ていた新型コロナとは違うようだ」と述べた。ベル氏は「1年前には集中治療室が満室になり、多くの人が若くして死んでいくという恐ろしい場面を目撃した」とし「(英国の高い新型コロナ死亡率は)今や過去のものとなった」と主張した。
オミクロン株の拡散でここ数週間新型コロナ入院者が増加したものの、酸素飽和治療をしなければならない重症患者が減少し、平均入院期間も3日で終わるというのが根拠だ。ベル氏は「このような状況が持続するとみてもよい」と付け加えた。ジョージ・ユースティス英国環境相もこの日、「オミクロン株による入院程度を綿密に検討中で、南アフリカのように入院率が低く入院期間も(デルタ株のときより)短いという初期データがある」とBBC放送で話した。
この日、南アフリカではオミクロン株への感染がデルタ株に対する中和力を強化し、結果的にオミクロン株がデルタ株を代替する可能性があるという研究結果が出た。アフリカ保健研究所(AHRI)カディジャ・カーン博士が率いる研究チームは、小規模グループの研究でオミクロン株感染2週間後デルタ株に対する中和力が4倍に強まったことを確認したと明らかにした。オミクロン株への感染時、再感染を遮断する抗体の能力も14倍増加した。ただしこれは小規模研究でピアレビュー(査読)などを経ていないものだとCNBCなどは伝えた。
米国USAトゥデイも同日、ジョンズ・ホプキンス大学の南アフリカのデータ分析に基づいて「オミクロン株に関する2つの良い便りがある」と伝えた。一つはオミクロン株の流行が長続きしない可能性があること、もう一つは健康な免疫体系を持ったワクチン接種者はオミクロン株に感染しても大きく心配する必要はないということだ。