Aさんの言う「ばーか」
Bさんの言う「ばーか」

同じ言葉でも、捉え方が変わる。
この違いは何だろう。

距離感?
どこまで深くその人を、その人が自分を知ってくれているか。
話を聞いたか。
聞いてくれたか。

付き合いの長さもあるだろうけれど、そういう距離感て不思議と付き合いが短くても生まれてくる。
お互いの話や行動の中で。

遠慮と配慮。
「ばーか」って言われても、「お前がばーか」って笑って返せる相手もいる。
そして、「ばーか」って言われると「すみません。生きててすみません。」くらいのダメージを受ける相手もいる。


安心感なのかなぁ。
深く話せば知ってくれる。
深く話を聞けば知る事が出来る。

深みを知らない相手はどう対処したら良いのか解らない。
対処。
まるで機械を扱うような感じ。
はたまた、地雷地を歩くような。

深みを知らないから、会話も成り立たないし続かない。

それが私と旦那。
風俗とAVと元カノの話でしか盛り上がっていない。
それ以外の会話は彼の心のマンホールに落ちる。
沈黙が続く。
耐えれずに私がそのテの話をする。

何が楽しいのか。
私も彼も、楽しかったのか。
全く私は楽しくない。
一緒にいて、途中で帰りたかった事が沢山ある。

そんな人だから、メールも返したくない。
返さない日が何日も続く。

部屋の鍵を渡した。
来ない。

付き合ってるのか不明の二人が結婚、育児。
出来る訳ない。
そもそも浮気してる時点で彼は全てをなめ腐ってる。

会話って、とても大切にしたい。
人の命と同じようにとても儚いものだから。
言葉は苺並みに傷みが早い。

だから沢山の言葉を交わしたい。
誰にでも同じに交わす事なんて私には出来ないから。
嘘に聞こえるだろうから。
その人にだけは「私」でいたい。

私で居られる場所があるだけ大丈夫。
私は生きている。