ちょっと前にゆめタウンの本屋さんで、たまたま『日刊ヤンデレ夫婦』を見かけた訳ですよ。
その時はまったく内容も知らなくて「あぁ今はこういうエッセイ漫画があるんだなぁ」と思ったくらいで。
良い意味で。良い意味で『こういう』漫画が普通の本屋さんに平で置いてあるんだなと思ったの。
その後。結構日が経って、マイミクさんが「こういう夫婦が実在するのか!」ってつぶやいてて、どんな夫婦だろう?と思ってリンクを開いてみたら、あ!本屋さんで見たやつだ!となる訳ですよ。
その日のうちにpixivで全部読んで、あぁ面白かった。本も欲しいなって思って。
歩いて行ける本屋さんへは30分くらいかかるけど我が子をベビーカーに乗せてテクテクお散歩がてら行って。
丁度友達から頂いた図書カードが手元にあるから、本屋さんで本買おうと。
その友達が誕生日プレゼントに「ときめくモノを手に入れてね」って図書カードと素敵なグッズと共にメッセージカードを添えて…またこの手書きのメッセージカードが素敵だと思うんだけど。それで自分のときめくモノを探しに本屋さんでアンテナを張り巡らせるんですが。
私は考え過ぎると頭がパンクして、一切放棄しちゃう人間なのです。
前にも自分の本買おうと先生から頂いた図書カード握りしめて素材集とか写真集とか料理本とか小説とか見てたけど、結局頭がパンクして「今日は止めよう」と諦めて、最終的に我が子のピアノ絵本を買ったくらいです。
ポイント貯めて景品と交換しようと思ってコツコツ2000ポイントくらい貯めて、ワクワクしながら自分の欲しいものどれにしようかなぁって考えてても、やっぱり頭がパンクして先生のネクタイにしたとか、ざらにある。
臨時収入であればあるほど自分でどう使えばいいのか分からない傾向にある気がします。
そんなこんな本屋さんでアンテナピピピするのですが、やっぱり自分のときめくモノが分からないのですよ。
そして図書館でも本が探せない自分はタイトルが分かってるヤンデレ夫婦も見つからない訳ですよ。
でもゆめタウンの本屋さんにあることは分かっていたので焦ることはないと、その日は何も買わず帰りました。
週末に先生がお休みでどこ行こうかと話していたときに、先生の時計のベルトを調節しに行こうってゆめタウンへ行きました。
聖闘士星矢の時計(レジェンド オブ サンクチュアリ)なんだけど。なぜ買ったっていうくらい金ピカな成金時計なんだけど。黄金聖闘士モデルだから仕方がないのだけど。とりあえず先生手首細いんだ。結婚指輪も私より細いんだ。結婚式のリハーサルで新婦と新郎の指輪間違えられたくらいなんだわ。
時計の販売元へ送ると時間も送料もかかるから。それだったら持ち込みでも身近な時計屋さんに持って行った方が早い。すでに一回送って調整してもらったけど先生SSサイズだったからね。
時計屋さんに時計預けて、待ち時間はいつも通りゆめタウンの中を徘徊。ゲームセンターでタイムクライシス5をやるのが通例。私が2コイン消費する間、先生はノーダメージなんです。まだ一面もクリアできてない…コンティニューは一回だけと決めてるので!(でないと散財する)
そしてようやく本屋さんに行きます。
ここからですね、話したかったところは。
前に見た棚と同じ所を探す訳ですよ。そしたらないの。
というか、以前見た時はよくぞこんなに本がいっぱいある中、たまたま目に入ったってすごいなと思った。タイトルも記憶してたし。まぁインパクトあるタイトルですしww
で、いくら探しても見つからないんです。私、本棚に入ってる本探すのとてもヘタなのは自分でも分かってるので、車の運転とボウリングの時しか着けない眼鏡を装着してまで探すんだけどないの。
そうやって手間取ってると、だんだんとベビーカーに乗せられてる我が子がグズリだすんですね。車輪が回ってるときはいいけど、タイムクライシスやってるときもパパとママが見えてるからいいけど、同じ場所に留まっておくことは我慢できない。
というかいい加減に自分で歩き回りたかったんだと思うww
子供がぐずりだしっちゃったから今日はもう諦めて帰ろうかなって思ったその時、私の前に天使が舞い降りたんですよ。
あれはマジ天使だった〜(しみじみ)
近くにいた小学生くらいの女の子が、ベビーカーの前に立って
「ほら見て」
って、手に持ってた細長い折り紙をパッと離すとそれがクルクル回りながら降下していくという。
なんだろう竹トンボが両手挙げたみたいな形状の。なんか昔ああいう回転の仕方をする植物の種子で遊んでた記憶があるんだけど。
なんかとにかく小学生の女の子が目の前にパッと現れてクルクル回る折り紙を見せてくれたら、我が子がピタッと泣きやんで。
すっごくありがたかった。
また女の子がしっかりした子で、これはあっちで行われてたイベントで作ったんだよとか、土日はやってるみたいだよとか、子連れに有意義な情報までくれるという。現実世界でこんなに情報くれる人間なんてそうめったにいないよ。ゲームの世界だって町の名前教えてくれる人とかばっかりなのに。
「ありがとう。おねいちゃん優しいね。泣きやんで助かっちゃった」
「うん、だってね。赤ちゃん泣いてるって思ったから。赤ちゃん泣いてたら『うるさい出てけー』って思う人もいるから」
今まさに出て行こうとしてたところだった←
そして名前も告げづに華麗に去っていく小学女児…。
なんて優しい子に巡り合えたんだ…!!
もうどうして私の周りには良い人しかいないんだろうと常日頃不思議に思う。
そしてまだ本は買えてませんよ。
先生と合流して欲しい本が見つからないと言うと先生が「検索機で探したらいいやん」とおっしゃる訳ですよ。
検索機自体も先生に見つけてもらったんですねどねw
いつも先生が「ほらあった」って言うとき私は「どこですか?」って見つけられてないww
まぁとにかくコミックスのコーナーに移動してたみたいで。
角川のコーナーを探して自力で見つけました。
だから買えたんです。
通りすがりの女の子が見も知らぬ私の赤ちゃんをあやしてくれたおかげですし、いつもいつも探し物が視界に入らない私の面倒を見てくれる先生のおかげですし、「○○chanがときめくモノを手に入れてね」って図書カードをくれた友人のおかげなのです。
宇宙から一日に40回はメッセージが送られてるらしいので(←by桜庭露樹)自分もちゃんと受信できてるのかなと。日々アンテナを高く持ちたい。