「シンジ君」
僕を呼ぶカヲル君の声。
「おいでよ、こっちにベンチがあるよ」
ひらひらと手招きするその指先と太陽が重なり合って。
「…綺麗…」
そうやってくらくらしたのは、指先の美しさにやられたのか、はたまた暑さにやられたのか。
…それは僕にもわからない…。
二人でデート中。
この後シンジ君は盛大にブッ倒れて、カヲル君に介抱されたらいい。
ユーリ視点のR指定です。
苦手な方は回れ右でお願いします。
いつもよりちょっと激しめ&フレンが黒いです。
そこをご理解の上、お進み下さい。
「んんっ…」
「ほら、ちゃんと舐めて。その指で解すんだから、しっかり舐めておかないと、痛い思いするのはユーリなんだよ…?」
…いつからだっけ。
フレンとの行為が苦痛になり始めたのは。
「…いっ!!」
快感を求める行為のはずなのに、異物感と痛みしか感じない。
前はこんなんじゃなかった。
もっと愛してくれたし、優しかった。
「…何考えてるの…?」
「何、も…ぁ、っ…!!」
いきなり最奥を突かれ、思考の全てが吹っ飛ぶ。
俺の声にならない喘ぎが大層お気に入りらしい。
「フレ、ン…も、出る…!!」
「まだ駄目。僕がイッてから」
「だったら、スピード、落と、ああっ…!!」
壊れてしまうんじゃないかと思うほどの律動に耐えられず、呆気なく果てた俺をフレンは見下す。
身の毛もよだつような黒い笑みを浮かべて。
「…ユーリ、君は言われたこともできないのかい?」
…ああ、また始まる。
フレンを満足させるまで鳴かせまくられる地獄が。
「そんな悪い子にはお仕置きだよ」
もう別れた方がいいんだろうな。
でも、突き放せない。
だって、こうなった今でも、俺のこの言葉を聞いたら、お前は笑うから。
「…フレン、好き、だよ」
15禁にしてはやりすぎた感がありますが、まあスルーで(おいコラ)
…どうやら私はきちくフレンが好きなようですorz
同じような話しか書けない残念な私。。。