春の陽気に、なんだか心が弾みますね。
出会いと別れの季節なんて言いますが
なんで出会いじゃない方がきちゃったんだろう。
長かったつながりに
終止符をうちました。
僕はこの土地から抜け出す術を知りません。
抜け出したい気持ちも段々と麻痺しているのです。
誰もが避けたい土地に
心から納得して、住みたいと思わせる自信もありません。
僕自身がそうであるように。
もっと気楽に考えればいいのかもしれませんが、どうしても大切な人がこの土地で幸せに暮らす姿を想像できません。
この土地は
まだ影響のわからない毒が満ちているという噂もあります。
この土地からは友達や家族に合うのにもひどく苦労が必要です。
総てを捨てて、そんな場所に来い
なんて言うのは乱暴であるかのように思ったのです。
僕はまだ、人の人生を背負うほどの甲斐性なんて身につけてないのです。
逃げたのかもしれません。
もっと幸せになれる選択があるんじゃないかと思うのです。
人の幸せを僕が決めつけるのはよくないのですが。
まだ、僕らは若くて
色々な可能性を検討してみてもよい時代にいると思うのです。
そんな時代をのうのうと過ごしてしまうのは
とてももったいないことです。
その時を、危機感も持たず慣れあって過ごすことは、その時を他人から搾取してしまうことに等しいと思うのです。
大切な人を幸せにすることが
僕には非常に大事なことです。
それが自分ではできないと思ってしまった。
その決断が正解なのかは分からない。
今も迷っている。
とにかく、幸せになってください。