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24/05/11 17:45
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話題:本の感想
昭和18年7月アラスカのキスカ島にいる陸海軍のキスカ島守備隊兵士5183名が米軍に包囲され、島から出るに出られない窮地に陥る。
そんな絶望的な救出作戦を指揮するのが木村昌福(まさとみ)海軍少将(当時)
彼の半生を綴ったノンフィクション作。
濃霧の中、米軍の包囲網をくぐり抜けてキスカ島にいる兵士を助け出す作戦。
7月12日
初回の作戦は運が悪く、途中で霧が晴れてしまいなくなく撤退します。
結局手ぶらで帰途した少将、当然ながら軍上層部に腰抜けと罵倒されます。
しかし、8月に入れば霧も晴れて米軍の総攻撃が始まる、泣いても笑っても次がラストチャンス。
そして運命の7月29日。
のちにパーフェクトゲームと唸らた無血撤退という奇跡の撤退作戦を成功させることに…
撤退作戦を成功させたのは水と油の関係である陸軍と海軍の連携プレー。
この偉業には欠かせないファクターだと思います。
そして作戦の最大の敵は米軍ではなく時間と重量だと思う。
当時のレーダーの性能は当たり前だけど現代のレーダーに比べたら可哀想なぐらい低性能^^;
ましてやレーダー(電探)が出来て間も無い頃だから海面反射や雨雪反射とかたぶん無いでしょう(笑)
だから雨降れば高波来れば真っ白けになって役立たずになってたと思います。
事実、キスカ周辺では霧のせいで誤反応を起こすこともしばしばとか…それが作戦を成功へ導くことへ繋がります。
重量ですが特に銃器は結構重いですし、
この当時の兵隊さんらは
銃器は陛下から授かりしもの、それを捨てるのはとんでもない!とドラクエで貴重品捨てる時に出そうな一文を守る方々ばかり。
でも、銃器を後生大事に持ち運んでたら船のスピードにも関わります…
スピードが落ちて霧が晴れて敵偵察機に見つかりでもしたら、それこそ意味がない。
そこで陸軍樋口中将の取った行動とは…!
某艦これがきっかけで(笑)WW2の戦史に興味が湧いて、ついつい買ってしまった本だったり(^^;;
正直
面白いって言葉が的確かどうかわからんけどさ(笑)
とにかく凄い面白いです^ ^
つまらない滑りまくりのエンタメ小説読む時間あるならこっち読む方が断然お得Σm9`Д´)!
と言いたくなる程、爽快感溢れる内容です。
つーか、ここまで完璧すぎるとさ…本当にこんなことがあったの?と疑いたくなるぐらい素晴らしいとしかf^_^;)
そして、やはり胸を打つ言葉が
初回の作戦で霧が晴れてしまい作戦は失敗。
だが、部下達はキスカ島を目の前にして引き返すなら玉砕覚悟の強行突入を主張。
そんな少将の言葉
帰ろう。帰れば、また来れるからな
名言過ぎて泣ける(ノ△T)
もうさ…どんな気持ちで言ったのか(´・_・`)
中間管理職な方々はお勧めだと思う(笑)
あと、艦これの3-2の舞台(元ネタ)ですから阿武隈を旗艦に使えませんが(笑)木村少将になりきってプレイするのも有りかと(爆)
こんなリーダーになりたいと本気で思えます^ ^
でも、長女淑子(よしこ)さんを名付ける話はもうちょっと考えてやれよっと(爆)
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