はなちゃんを見送ってきました。
涙が止まらず、今日は一日中泣いています。
大仕事を終えた感じで、夫は少しホッとしたようです。
けれど、ゆうこの前だから強がっているだけだろうな。
ペットのための仏具の店があるのですが、そこで可愛らしい骨壺袋を買ってきて着せ替えました。
線香立ても、可愛いのを。
夫が選んだのはピンクの袋です。
そうか。夫のはなちゃんのイメージはピンクなんだな。
やっぱり、可愛い娘だったんだな。
ピンクの布に包まれて、はなちゃんのお骨は安置されました。
しばらくは、寂しい毎日が続きます。
思い出しては泣いて、一年も経つ頃には『天国に行ったんだ。良かった』と、思えるのでしょう。
大変な一日でした。
でも、今日も店を開ける夫はもっと大変です。
ゆうこは今日は寝るだけですから。
はなちゃん、さようなら。
またきっと会おうね。
はなちゃんは6月29日に亡くなりました。
夫にとっては、親の次に長く暮らしてきた生き物ですから、今月ははなちゃんのことについて、思い出しては書いていこうと思います。
と言っても、ゆうこははなちゃんと出会ってからまだ5年しか経っていません。
初めて会った時から、はなちゃんはもう結構なお婆ちゃんでした。
ゆうこと暮らし始めて間もなく、はなちゃんは耳が聞こえなくなったようでした。
寝ている耳元で、手をパン!と叩いても分からなくなるくらい。
そして声が大きくなりました。
ゆうこは今まで沢山のねこを見てきましたが、はなちゃんほどよく鳴く子を見たことがありません。
さらに鳴き声も、初めて聞くようなダミ声でした。
最初は、鳴きすぎてガラガラ声になっているのだと思っていました。
でも違った( ̄▽ ̄)
息子が
「んがぁ」
という表現をし、なるほどその通りだと思いました。
「んがぁ」「んがぁ」
と鳴き
「聞いてよ。コレコレこうなのよ」
とお喋りしていたのです。
そして、最後は口ごもるように小さい声で
「ンゴンゴォ‥‥」
と締めるのです(笑)
一生懸命顔を見上げて、いつもお喋りしていました。
振り向かないでいると、白い前足でこちらの腕をぽんぽん叩くのです。
それでも振り向かないと、伸び上がって顔をちょいちょい叩くのでした。
「こっち向きなさいよ。聞きなさいよ」
と。
ゆうこの娘は、それをたいそう面白がり、わざと振り向かずに、お手手ぽんぽんをやってもらっていました。
「ちょっとちょっと、ねえ聞いてよ。こっち向いてよ」
「撫でなさいよ。私を誰だと思ってんの。はなちゃんよ」
お喋りなはなちゃん(^^)
はなちゃんは綺麗な環境で生きてきたので、銀かソフィアかもかが持ち込んだバイ菌で、耳がぱんぱんに腫れてしまいました。
熱を持っていてとても可哀想で、病院に連れて行ったのですが治らず。
腫れは引いたのですが、耳がくしゃくしゃっと餃子の皮みたいになってしまいました。
ぴんと立った可愛らしい耳が。
戻らなくなってしまったのです。
これは本当に可哀想で、申し訳なく思っています。
なんで他の奴らは平気なんだろう。
でも、カワウソみたいで可愛かったけど。
耳が痒くなりがちだったので、ゆうこが綿棒でしょっちゅう掃除しました。
大人しくやらせる、信じられないほど良い子でした。
また何か思い出したら書きます。