去年の今ぐらいにフリプ来てたPS4版SUPERHOTとやらをなんとなく起動してみたところ、思った以上に面白く一気にトロコンまで完走してしまったぜ。
プレイヤーが動くと時間が動き、プレイヤーが止まると時間もスローになるという、一言で表すとマトリッ〇スをゲームに落とし込んだようなシステムのFPSですね。
ゆっくりと照準を合わせて射撃、他の敵さんが今どこに居てどのルートで此方に襲いかかってくるかを先読みしながら攻略していくのがコンセプト。銃や刀、時には身の回りにあるグラスや灰皿等なんでも使って襲いかかってくる敵を迎え撃つ。
ステージをクリアするとスローモーション部分が省かれて、誰でも超人的でチート染みた動きのSUPERHOT!なプレイ動画が完成するという、そんなゲーム。
ストーリー自体は短いものの、進めば進むほどに奇妙な演出に拍車がかかり意外と引き込まれる作りでした。
終盤の実体を無くしてからの精神汚染演出はゾックゾクするやでぇ…。
ストーリーのみならず全体的に凝った演出が数多く、一昔前のPCでゲームを起動してるかのようなメニュー画面や映像の乱れ、バグ演出がより本作の不気味さを際立たせてます。
ストーリークリア後はチャレンジモードやエンドレスモードが解禁。
チャレンジモードは銃禁止とか拳のみでクリアとか1種の縛りプレイモードですね。
中でも規定の時間以内にクリアする必要があるスピードランや全ステージを通しでクリア(リスタート封印、死んだら1からやり直し)する課題はやり応え充分。
特に本作のアイデンティティガン無視のスローが適用されないスピードランはFPS慣れてない人にとっちゃかなり厳しめの難易度だと思われる。
その分クリアの達成感はあるけどね。
プラチナトロフィーの取得率は0.2%と極めて低く、ストーリーやチャレンジを途中で投げ出したor本作の世界観やシステムが合わなかったプレイヤーが多かったのかなぁと。
終始殺風景だしFPSだしで人は選ぶかも。
個人的にはフリプ(無料)で20時間ほどがっつりSUPERHOTなゲームを堪能できて得した気分である。
久々にやるとFPSやっぱ愉ちいねぃ!
久々過ぎて偏差射撃とか遮蔽物で身を隠すとかの感覚忘れてたけど、やってる内に思い出しました。
とりあえず角で芋ればなんとかなりんす。
全ステージ通しクリアとか芋らないとリスキー過ぎてやってられんよ。←びびり
不満らしい不満は見当たらなかったものの、強いて挙げるなら、
・チャレンジ課題は色々用意されてはいるが、結局は同じステージの周回なのでやること自体は単調。
・銃の残弾数が表示されない。
・敵が湧く時の武器種にランダム要素があり、スピードランでは難易度がやや変化する。(ショットガン、アサルトライフル等の銃に比べバット、刀等の近距離武器は見劣りする)
・エンドレスで200〜300人倒した辺りから目に見えて動作が重くなる。
そんなとこかな。
まぁ無料プレイだし甘めの評価にはなりますが。
プレイを終えた時にはついつい「スパッ!ホッ!」と無性に言いたくなる辺り、私もSUPERHOTにマインドハックされてしまったのかも知れない。
もっとSUPERHOTの存在を世に広めなくてはな。
そして組織のためにその身を捧げよ。
いじょ。