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アルレッキーノシナリオ見た後で、今更ながらアプデ前に公開されてた原神ショートアニメ見ました。
じんちゅうか?って読むのかな?



現アルレッキーノ(本名ペルヴェーレ)のモチーフはやはり蜘蛛確定っぽいすね!
子供時代にペットとして飼っていたと思われる描写が冒頭に挟まれてる。何かしらペルヴィ自身と通ずるところがあったのでしょう。

忠実な部下を「犬」と表現されることがあるけど、犬や猫は飼うことによって飼い主に懐くけど、蜘蛛はそう言った感情を持たない。

ファデュイの面々からはアルレッキーノを「狂ってる」「危険な人物」と呼ぶシーンもあるが、それは目的のためなら女皇にも刃向かうからって意味なんでしょう。(忠誠を持たないからファデュイを内部から崩す危険性がある人物)



ゲーム内でも語られたように御母様であるクルセビナ(前アルレッキーノ)は優しいフリをした狂人で、ファデュイの王を作り出すために孤児達を集め殺し合いをさせるのが前ハウスオブハースの教育(と言うか洗脳)。
殺し合いから生き延びた孤児も博士の元へ送り出され人体実験で生涯使い倒される。

戦闘の才として力が足りなかったクリーヴはペルヴィと決闘をして敗北。
アニメ内クリーヴの台詞「ごめんね…ありがとう。」は「(こんなことさせて)ごめんね…(殺してくれて)ありがとう」なんだろうな。


クルセビナが枯れかけのルミデュースベルを見ながら「育ちの悪い花は切るべきだった」と言う台詞もクリーヴのことでしょう。
クリーヴへの情を持つ前に始末しておけばペルヴィがより良い戦闘兵器として育っただろうに、的な意味合い。


親友を自ら殺めたことでクルセビナのやり方に不満を抱いたペルヴィはクルセビナと決闘し、1度追い込まれるが、能力(呪い?)が覚醒してクルセビナを仕留め、ファデュイに拘束。←ここは尺の関係でご都合展開っぽくも見えるけど

戦闘力の才能を買われてクルセビナ亡き空いた席をそのまま引き継ぐ形で、ファデュイ執行官を殺めた罪と引き換えにアルレッキーノとして組織に使われる立場になる。
蜘蛛のように飼い主に忠誠心を持たない、ただの「召使」として。



そこからはゲーム内で語られたように、ハウスオブハースを継いだアルレッキーノは自身やクリーヴ達のような孤児を2度と生み出さないために、孤児達が立派に巣立っていくまでを厳しく見守る御父様としてハウスオブハースを再興するわけですね。

現ハウスオブハースの孤児達にも「興味で飼っているペットの首を絞め殺した男の子」や「薬学に強い好奇心があり自分で使った毒薬を自分で毒味しようとする女の子」など、サイコパスの気がある子供もいるが、常に見張り役のリネ達が傍に居るから着実に良い方向へ向かってるのは確かだな。
前のハウスオブハースだと生命の奪い合いが当たり前だったんだから。



呪いについてはペルヴィ自身の手が黒く染まることを指しているのだと思われる。
これはペットの蜘蛛の死や、水から挙げられた魚、枯れかけの花(アニメ内の二輪の花はペルヴィとクリーヴを指しているのかも)を見たときに発症していることから、生命の死に触れた時に起こる現象だろう。
ペルヴィ自身も含まれるのか、クルセビナとの決闘で追い込まれた時も腕にまで進行が進んでた。
その呪いを受け入れた時にペルヴィが覚醒したことから、「生命の死に直面する」と力が増幅される能力かと推測。

だからゲーム内の性能でも「敵を倒すほど強化状態が維持される」「自身の回復に縛りがある」のかと、そう補完すると納得のいくキャラコンセプトだ。


空を飛ぶことは出来ないが片翼を生やして移動するアルレッキーノの固有モーションもクルセビナに言われた「縛られた鳥は永遠に空を飛べない」が関係してそうだ。
片翼しかない不完全な状態は親友を失った過去への執着か悲しみか、もしくは戒めのため敢えてそうしているのかも。




ゲーム内で語られなかったアルレッキーノの過去を補完する見事なショートアニメだった。
ゲーム作りながらこんな的確な欲しい情報を集めた素晴らしいアニメ作ってるホヨバさんやっぱ狂ってるぜ!←褒め言葉

考察終わりっ!

いじょ。