夜勤が終わりましたー
相方さんも吐血を浴びたり
重症さんばかりで
バタバタな一晩でした。

末期ガンの患者さんの奧さん
「今夜はお泊まりします」
初めて病室に付き添われ

「朝までもちそうですか?」
心配で一睡も出来ないと
部屋中をうろうろしてる奧さんに

だんだんと下がって行く血圧や
酸素濃度や心拍を
1つ1つ説明しながら
朝を迎えました。


朝を迎えられた喜びを共感し
「今日は私が接骨院にいくから」と
帰ろうとしていた奧さんに

止める事はしないが
その間にもしかすると最期を
迎える可能性はあると話してて

「それはわかってます」
そんな話をしてたんだけど
まさにその話をしてた瞬間に

またすこし心拍がさがり
それまでうっすら開けてた目も
もう開くことはなくなって。



「お母さん、、
旦那さん1人じゃ寂しいみたい。
あと数時間だと思うので
身内の方を呼んであげてください」


それから1時間半
娘さんたちの到着を待たずに
患者さんは旅立たれました。



はー、今回も
重たい夜勤だったなぁ。。

でも大好きな奧さんに看取られ
患者さんは幸せだったんじゃないかな


もたいせつな人とは
最期のときまで
いっしょに過ごしたいと思う


長年連れ添った
偉大な夫婦の愛を
感じた夜勤でした。。