「HONEY」「Eira」「series:BE」
話したいことは沢山あるのでどれから話そうかと悩みましたが
この中で一番付き合いの長い「HONEY」からお話させていただきます。
この作品はおよそお開始から完結までおよそ1年ほどかかりました。
開始期間が定かではありませんが一番古い更新記録が2008年10月16日。
第三話を更新したものでした。
おそらく第一話は9月下旬と思われます。
それから最終話の更新が2009年8月28日。
およそ1年かけて連載終了となりました。
当初は4話ほどで完結する予定でしたがダブルオーのファーストシーズンを見返して、いろいろと絡めたり詰めたいことができ、途中修正を加えて12話構成としました。
最初はグラハムが好きなのでグラハムの連載を始めたいな、というのと
一度記憶喪失モノを書いてみたいという好奇心からこの連載に着手しました。
それ故大した構想も立てていなかったため、2話目を書きあげたぐらいで行き先を見失い、
一旦すべて白紙に戻そうかとも思いました。
何しろこの時期は丁度セカンドシーズンが始まった頃。
グラハム・エーカーでないミスター・ブシドーとして生きる彼に大変戸惑っていました。
正直グラハムの連載を書ける自信もなくなっていたのですが
それでも私はやっぱりグラハムが好きでなので筆をとりました。
もう一度構想を練り直し、何を書きたいのかを。
だから時間がかかっても書くことができました。
今は何本か長編を書いていますが、今いろいろと手を出していられるのも「HONEY」でしっかり構成を立てることを勉強できたからだと思います。
「HONEY」は全12話としていますが「after 12th.」として第12話の続きも書いています。
「after 12th.」では刹那とグラハムの死闘の直後、刹那は半壊したエクシアで浮遊し、4年間世界を見るというシナリオが本編で書かれていますが、グラハムは書かれていなかったことが少し気になったことから書いた作品です。
普通に考えたら連邦が終戦後に回収したのだろうけれどもそれじゃあ味気ないし、こんなのも有っていいんじゃない?
って感じです。
それからグラハムが目を覚ますシーンは本当は記憶喪失になっている設定にしてもいいかな、と思ったんですがそれじゃあ管理人の手に負えないので止めました。笑
グラハムが記憶喪失になったら多分子供のように怯えて心細くなるけど、それを隠すために牙を剥いてカタギリでさえ手に負えなくなりそうなので。笑
でも彼に「ただいま」という台詞を言わせることが出来てとても満足しています。
本編での彼の終着点はまだ先なのでこの台詞を入れるか迷いましたがそれでもグラハムは地球に戻ってきた。
それがとても大切なことであることには変わりないので「ただいま」と彼なら言うだろうな、と思いこの台詞を選びました。
また副題の「そしてまた彼(か)の地へ」の意味なのですが、一つは「また彼女の元へ帰れますように」、二つ目は「また私は戦場へ戻らなければならない」という意味を込めました。
先ほども言ったようにこれはグラハムの本当に決着、終着点ではありません。
まだこの4年後にアロウズに属し、ガンダムと戦うことになります。
だけど今だけは安らかに、という願いをこめてこの副題にしまいした。
題名をつけるのはいつも緊張しますが今回は特に願いを込めました。
「HONEY」はこれからもあと数本番外編を書く予定です。
今後もお付き合い頂ければ幸いでえす<(_ _)>