今日は息子が起きてきて、昨夜遅くというか今日早くというか、要するに昨夜夜中に録画された昔の宮崎駿アニメ「未来少年コナン」を見ていました。
ハイハーバーでの話の続きです。
ハイハーバーでの話はみんな安心して見ていられるので、楽しい。
たぶん北欧のどっかの町(イメージ)
高速道路が残ってる。
廃車のバスが残ってる。
馬や豚や山羊がいる。
もう、子山羊の描写なんて『ハイジ』のゆきちゃんそのもの(*´∇`*)
可愛い可愛い。
それを、ナイフで殺そうとしたテラ(オーロの妹)に、
「おれ、カンブやめる」
と、バカそのものの笑顔で言い放って、コナンと山を降りるジムシイ。
笑えるし、なんと立派な決断だ。
「自分の手で守らなきゃ、自分の村だなんて言えないからな」
という、チートの言葉などけっこう政治的な重要な台詞が出てきます。
何かして働かないとっていう気持ちもひしひしと伝わってきます。
ゆうこは、かなり子どもを甘やかして育ててしまいましたが、この「働かなくては」という精神は植え付けられたと思っています。
これ。大事。
働かなくてはダメなんです。
もっと言うと、働いただけでもダメ。
ごはんを食べられるのは、それなりの努力の結果なのです。
先日借りてきた酒井順子さんの本に、東日本大震災直後の、東京のとある会社のOLさんの談話が載っていたのですが、
「若い男の子なんかでも、普段は少し頼りないように見えていたのに、震災後はすごくたくましく働いてくれて、いつの間にか食糧を調達してくれていたり、物資を配っている長蛇の列に並んでくれたり。
それに比べて駄目だったのは、奥さんに何でもかんでもやってもらっているようなおじさん達でした。奥さんに甘やかされて、生活力が無い。会社に泊まり込んでいる時、皆の分の食事を作ったわけですが、私なんかは、実際に身体を動かしてくれている若い部下達に、まず食べさせたいと思うわけですよ。でもおじさんは『自分が真っ先に食べたい』みたいな感じで。普段から、何もしないで食事にありつくのが当たり前だと思っていることがよくわかりました。
一人暮らししているような若い男の子達は、普段から自分で何でもしてるんでしょうね。よく手伝ってくれるし、もちろん食べ物にがっつくこともしない」酒井順子著『地震と独身』より
これを読んでゆうこは唸りましたね。
おじさんは毎日頑張って働いているのです。
でも、いざ生活力となったら、まるで子ども。赤ちゃん。てな事ではないですか。
食べるという、生活の基本の事がおじさんの中ではとても低い位置にいたのです。
誰だって、食べなきゃ生きていけないのに。
息子はひとり暮らしをした事がありません。
女性にこんなふうに絶望されないように、どうにか生活力をつけて欲しいと思っています。
どんな災害に遭うかわからないのですから。
せめてこの本を読ませようか(笑)
明日は平日ですね。
私の娘も出勤です。
暑くて、とてもつらい時期に入りました。
どなた様も体調に気をつけて、何とか乗り切りましょう。