猫さん入院、どうか復活して!



元気だった頃はまんまるお目目に
ぷくぷくのほっぺたで、
手足とお腹が白くて、よく
タキシード着てる見たいって言われたね


ぺろぺろ、いつでも毛づくろいして
お風呂入らないのにふわふわ
毛並みは綺麗で臭くなくて
ねこってほんとすごいわね
いつもおもっていた。






連休明けの病院は激混みで
けっこう待ち時間があったみたい
病院いくだけでブルブル震えていたけど
今はそんな余裕もないくらい
ぐったりしていた様子。


先生は少し診察してすぐに
ひどい脱水だとおっしゃった
お水、沢山飲ませてたけど
それでも脱水だなんてやっぱおかしい


レントゲンと血液検査をしてみたら
腎臓の数値が振り切れてしまって
数字も出ないほど酷い腎不全状態

おそらく慢性的な
腎臓の病気があったんじゃないかなと。



片腎は500円玉サイズに萎縮して
反対側の腎臓でなんとか
がんばっていたみたいだけど、、


ここ数日で一気に悪くなり
すでに末期状態

このままでは尿毒症を起こして
助からない、、とのこと
すぐに入院、点滴治療が始まった



水分が入れば少し復活して
迎えに行けば「にゃー」とか鳴いて
寄ってくるんじゃないか
そんな期待が勝手に膨らんだ


なんとなく安心感を覚えて
それでもなんだか珍しく
ノー残業で仕事を終えて帰宅



猫さんのいない空っぽのゲージ
なんだか淋しかったけど
今は入院中だから、、仕方ない
元気になってほしい


元気なってもう一度
我が家に帰ってきて欲しい!!!


いつしかそんなことすら
願ってしまうようになっていた。



純粋な健気さに涙があふれる




うちのねこさんは
大の病院嫌いだからさ
ワクチン接種は最低限、
健康診断なんかも受けず
自然な形で生きてきた


外にも出ないし
他の動物にも接しないし
飲み過ぎ傾向なねこさんは
朝晩決まった量の水を飲んで


どれだけどっさり餌をやっても
いつも決まった量しか食べず

それでも今まで体調不良もなく
病院にお世話になることもなく
なんやかんや餌もよく食べ
おしっこやうんちも沢山して


飼い始めて14年
健康そうに育っていたんだ
そう、見た感じはね。


それが明らかにおかしかったのは
いつも汲んだらすぐ飲み干すほど
お水だいすきだった猫さんが
夜にあげた水を朝まで残していたこと


あれ?おかしいな、
水が入ってるのに鳴いてる

両目が吊り上がり頬がこけて
毛並みも悪くなって
2日目餌も食べずにぐったり寝ている

あれ?こんなに軽かったっけ?
パパもそんなこといってたっけ


エサを食べないことはよくあったけど
どんな時でも水を残したことはなかった
自力でのめないのかな?
吸水器から器に替えて水をやる


あ、のんでる、のんでる
3日目、少し鳴き声も出す様になり
てっきりこのまま回復するんだと
信じ込んでしまっていた


固形フード食べれないのかな
液体チュールをあげると
ぺろぺろ、なんとか舐めてる
少し栄養入れてあげたら復活するかな



そんな期待をした4日目
起きてきても顔もあげない
どんな格好でねてるの?ってくらい
身体の力が抜けきっている


これはもうダメなのかもしれない
呼吸も弱くピクピクしていて
このまま死んでしまうんだろうか



病院嫌いだからさ、
病気になったそのときは
寿命だと受け止めて自然な形で
静かに看取るつもりだった




それでもべびちゃんが
「にゃんにゃん、かわいいー」
ニコニコして撫でるからさ、
その健気さに泣けてきちゃって


簡易的な処置で楽になるのなら
たすけてあげたい、、
一度病院につれていってみよう




いつの間にか
そんなふうに思う様になっちゃって
たまたまお休みだったパパに
病院につれていってもらう事にした。
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