本年も拙いお話を根気よく読んでいただき
ありがとうございました
優ちゃんが卒業し小嶋さんが卒業するまでと
思っていましたが
二人が卒業してもなんとなく続けてきました
他の作者さんがどんどん閉鎖され寂しくもあり
悔しくもあり・・・・
自分は妄想が尽きるまでは、とお思い頑張ってます(笑)
ただ、前にも書きましたが小嶋さんが結婚したらもう無理かな
何故か優ちゃんなら大丈夫なのですが(笑)
リアルでは小嶋さんはおそらく海外
空港のお寿司投稿ありましたからね
優ちゃんは今日が稽古納め、年始も早そうですし
今年は実家で過ごすかもですね
なので今年のお正月もこじゆうは無しかな
追っかけて行ってたら超喜びますけど(笑)
舞台は9日からですね
初日行かれる方は楽しんできてください
私は31日に取ってると思ってたら30日で
1日も見るので31日がまるまる空いてしまいました(;´-∀-)
当日券あればいいのですが・・・・
31日、仕事でいけなくなった、一枚余ってる
という方がいらっしゃいましたらぜひ譲ってください
宜しくおねがいしますm(_ _)m
長々と書いてきましたが今年の感謝を込めて
拍手分を書きました
良ければ一度だけポチッと押してください(-∀-`)/
来年もよろしくお願いいたします。
ぷーな
「最優秀主演女優賞おめでとうございます」
「ありがとうございます」
「この喜びを今、どなたに伝えたいですか」
「今そこに座っている幼馴染の二人に」
そう言って涙をこらえながら陽菜達を見る優ちゃんがだんだん滲んでいく
「幼馴染・・・・なんですか?」
「そうです、小嶋さんと篠田さんとは小さい頃からの親友なんです」
「これはすごい!
どうぞ、お二人はもう一度登壇してください」
拍手に後押しされ麻里ちゃんと舞台に上がる
「最優秀助演女優賞の篠田さんと最優秀新人賞の小嶋さんと大島さんが
幼馴染だったとは殆どの方が知らなかったのでは?」
「聞かれませんでしたからね、事務所は知ってましたけど(笑)」
「その三人がそれぞれの最優秀賞を取られたわけですが
感慨深いものがあるのではないですか?」
「そうですね・・・・小さいころに約束した事が叶って
今最高に嬉しいです」
「(篠田は悲しい)」
「今、何かおっしゃられましたか?」
「いえ、おめでとう大島さん(*`ω´) 」
「ありがとう篠田さん(笑)」
「その約束というのをお聞きしてもよろしいでしょうか」
「それは・・・・・後の二人が登ってきた時に(-∀-`)
ねぇ麻里ちゃん、にゃんにゃん(笑) 」
「登ってきた時・・・ですか?」
はい、それが三人の約束ですから(*`ω´)(бвб)(-∀-`)
おしまい
「にゃんにゃん(-∀-`) 」
「来ないでよ(怒)」
「あれは私たち二人が小学二年生の時だったよね」
「・・・・・」
「麻里ちゃんは一つ上だったから三年生」
「・・・・・・」
「高い所が怖いのにてっぺん取るには
一番高い所で約束しなきゃダメ!て言って
あの公園で一番高いジャングルジムに涙をこらえて上っていく
にゃんにゃんを見てて、絶対に夢をかなえてあげるんだって
誓ったのに一番先にリタイアしちゃったから言い出せなくてさ」
「優ちゃんのせいじゃないじゃん」
「今思うとそうだけど
小学生だった私は大人の人から君は無理だよって言われて
にゃんにゃんの夢をお前は叶えてあげれないって言われたようで
合わせる顔が無かったんだ
その時丁度引っ越しの話を聞いてさ
何も言わずにいなくなってごめんね」
「そうだよ・・・バカ(怒)」
「どうしたら許してくれるかな」
「わかってるくせに」
「うぬぼれでないなら・・・・」
「・・・・・・・(бвб)」
「陽菜、私と付き合って下さい」
「っ・・・・・・・」
「違った?」
「違わない(涙)」
「返事は?」
「仕方ないから付き合ってあげる」
「アハッ(-∀-`) ありがとう
わぁっ(;´-∀-)」
いきなり抱き付いてきた陽菜
「私でいいの?」
「優ちゃんがいい」
「麻里ちゃんの方が凄い女優さんになるかもよ?」
「陽菜の中では優ちゃんが一番だもん」
「ふぅ〜・・・ヤバい嬉しい(泣)」
「だから麻里ちゃんに負けないで」
「うん、一番にてっぺん取って待ってるから
陽菜も上がって来てよ」
「優ちゃんが一番になったら
相手役は全部陽菜にして、そうしたらすぐ追いつける」
「え〜それずるい(笑)」
「じゃー他の人とキスするの?
陽菜が男の人とキスしてもいいの?」
「ダメ!わかったすぐ這い上がるから待ってて(;´-∀-)」
「じゃーその間アイドルして待ってるね」
「その方が安心だ(笑)」
劇では陽菜からのキスに変更された
でも今日からは私からするね
その思いを込めて優しくキスをした
カシャカシャカシャ
シャッター音に驚いて振り向くと
「麻里ちゃん(;´-∀-)」
「スキャンダルゲットー(*`ω´) 」
「帰ったんじゃ無かったの?」
「台本のないドラマが見れるのに
帰るわけないでしょ(*`ω´) 」
「今の撮ったの(бвб) 」
「しっかりと♪」
ここは奪い取ってデーターを消すんだねにゃんにゃん
「後でLINEに送っといて」
「・・・・・え?」
「全部だからね!」
「いや、ここは消しといてねの間違いじゃ・・・」
「はぁ?記念なのに消すわけないじゃん」
「もしバレタラ(;´-∀-)」
「ゆっぴーに抜かされそうになったらこの写真を使って
”バラまかれたくなかったら大根演技をしろ!”て脅す」
「ダメだよ、にゃんにゃんにまで迷惑かかるじゃん(;´-∀-)」
「大丈夫、そんな事したら麻里子の恥ずかしい写真
たーくさんもってるのを週刊誌に売りつけてやるから(бвб) 」
「ニャロさん?」
「みんなが思ってる麻里子様像とかけ離れてるから
みんなどう思うだろうね」
「いつの間に(汗)」
「陽菜を舐めんなよ(бвб) 」
「冗談なのにシクシク」
「夜に軽い打ち上げするみたいだから行こう優ちゃん」
「麻里ちゃんも行こう(-∀-`) 」
「はぁ?来なくていいし」
「実は誘われてる(*`ω´)」
だからいたんだ(笑)
やっと歩き出した私と先を走る二人
いつになるかわからないけど
三人でならきっとできる
ジャングルジムに登った時に誓い合った
約束を叶える日が
もうそこまで来てる気がした
「はぁ・・・・・終わっちゃった・・・」
楽屋に戻ってメイクを落としていたら
自然と出てきた言葉
「楽しかったね(бвб) 」
「うん」
「またしようね」
「うん・・・・・・え?いや私は(汗)」
「もうこの快感からは逃れられないよ(笑)」
「そうだけど私は一般人だし・・・」
「あのね、あれだけの演技を一般人が出来ると思ってるの?
じゃー優ちゃんより下手な人たちは一般人より劣るって事なの?」
「それは・・・・この役がたまたま私にハマっただけで・・・
それに私は嫌われてるから・・・」
「え?だれに」
「それは・・・・」
「先輩俳優さんからだよね(*`ω´)」
「麻里子いつの間に入って来たの?
て言うかどういう意味?」
「どうしてそれを・・・・」
「あの頃は子役で脇役だったけど
今なら主役を張れちゃうんだよ
この舞台だって主役だったでしょ(*`ω´) 」
「そうだけど、それは麻里ちゃんの替わりだったからで・・・」
「ねえ、陽菜にわかるようにちゃんと説明して(怒)」
「アハハハごめんごめん
ゆっぴーが子役をしてた時
主役を食っちゃうほど凄い子役だったんだよ」
「うそ・・・じゃーどうして辞めたの?」
「ゆっぴーが出るなら降りる
な〜んて言う心のせまーい主役さんが
多かったからじゃない?(*`ω´) 」
「・・・・・・・」
「そんな酷い事・・・・」
「子供のゆっぴーにしたら一生懸命してるのに
自分の演技のせいで出れないって言われたら
逃げるしかなかったんだよね」
「・・・・・・・」
「じゃーさ、そう言ってたヘタレの役者たちを
私達三人でギャフンと言わせてやろうよ(бвб) 」
「無理だよ、にゃんにゃんだってまだ新人だし
私なんて一般人だし・・・
麻里ちゃんは出来るかもしれないけど・・・」
「この舞台で三人の位置が並んだとしたら?」
「だから私は!」
「さっき入って来るときに楽屋口で
ニャロのマネージャーが大勢の人に捕まってて
てんやわんやして大変そうだった」
「今その話関係ないじゃんどうせ取材でしょ」
「それが違うんだよね、あの人たちはスカウトマンさんだよ(*`ω´)
篠田だって社長に知り合いなら事務所に誘えって言われてきたんだから」
「もしかして優ちゃんを?」
「それしかないでしょ、ゆっぴーだけフリーなんだから
で、どう?篠田と一緒に・・・」
「だめ!優ちゃんは陽菜と同じ事務所に入る事が決まってるんだから!
ねえ優ちゃん」
「そんな事一言も・・・」
「嫌なの!?(怒)」
「にゃんにゃんが勝手に決めれる事じゃないでしょ(汗)」
「そうでもないのよ」
「マネージャー(бвб) 」
「大島さんさえよかったら
一度事務所へ来て貰えないかしら」
「来るよね?」
「ニャロの事務所タレント同士は恋愛禁止してるんだよね〜
その点篠田の事務所に来れば問題なし山(*`ω´) 」
「え、陽菜ちゃんと付き合ってるの?」
「そ、そんなわけないじゃないですか(;´-∀-)」
「むぅ・・・・」
「え、どうして怒ってるの(;´-∀-)」
「陽菜の事嫌いなわけ?(怒)」
「嫌いなわけないじゃん」
「子供の頃からずっと好きだったもんね(*`ω´) 」
「そうだよ!・・・・・
あ、うそうそ麻里ちゃん何言ってるの(;´-∀-)」
「陽菜のファーストキスだったのに」
「へぇ?」
「責任取ってよね(怒)」
「え、でもあれにゃんにゃんからしてきたんじゃん
それに舞台上での演技でしょ(;´-∀-)」
「・・・・・最低(怒)」
「ちょっとにゃんにゃん(汗)」
怒って楽屋を出て行ってしまった
「はぁ・・・・こうなるとは思ってたけど・・・
とりあえず社長に連絡してみるから
他の事務所へ行くのだけは待ってて」
「早く追いかけないと機嫌なかなか治らないよ(*`ω´) 」
「う、うん・・・・でも・・・」
「仕方ないよ、ゆっぴーがいない間
篠田なりに頑張ってたんだけどねぇ〜
ニャロの気持ちは揺るがなかったみたいだから」
「ごめんね」
「その代わり最初にてっぺん取るのは譲らないから」
「待っててあっという間に追いついて見せる」
「アハハハゆっぴーを共演NGにしなきゃだわ」
「後悔することになるよ(笑)」
「楽しみが増えて嬉しいね、
じゃー篠田はこの辺で退散するとしましょうか
あ、事務所もしダメだったら篠田の所へ来てよね」
「第二候補で考えとく」
「ちゃおー(*`ω´) 」
最後まで冗談を言いながら帰って行った
「おはよう(*`ω´) 」
「え・・・・麻里ちゃん?ここって・・・え?」
「覚えてないの?最後のカーテンコールが終わって倒れかけた所を
ケイさんが抱きとめてくれたんだってよ」
「覚えてない(;´-∀-)」
「睡眠不足と疲れだってさ
勉強ばっかりして動いてないからそう言う事になるんだよ」
「授業の体育はちゃんとしてたもん
麻里ちゃんのアクションが凄すぎるんだよ
あんなの毎日トレーニングしてたって倒れちゃうよ」
「そのアクションを毎日トレーニングしてない
ゆっぴーにこなされちゃうんだから
篠田もまだまだって事か」
「違う、そういう意味じゃなくて(;´-∀-)」
「アハハハわかってるよ篠田が凄いって事でしょ」
「うん(-∀-`) 」
その上を行ってるの自覚してよね
「朝刊あるけど見る?」
「いい・・・・どうせ傷つく事しか書いてないだろうから・・・」
「そうでもないけど」
「それでもいい、今日の舞台に響いたらいやだもん」
いい意味で響きそうだけど(*`ω´)
「あ、そう言えばニャロとキスしたらしいじゃん」
「いや、あれは事故というか・・・・ごめんなさい」
「ほら篠田って心が空より広いでしょ
それに何度もしてるから気にしてないよ」
「はぁ?誰の心が空より広いって?
それと鏡に写った自分に毎日キスしてるの間違いじゃないの(怒)」
「あら、ニャロさん来てたのね(*`ω´) 」
「優ちゃんこれだけは覚えておいて
麻里子の言葉は99%嘘だから信じちゃだめ」
「わおー酷い言われよう(シクシク)」
「そしてウソ泣きとね」
「でも付き合ってたらキスくらい・・・・」
「はぁ?いつ付き合ってるって言った?」
「だって篠田のだからって麻里ちゃんが(;´-∀-)」
「違うって言う前に優ちゃんが逃げちゃったからじゃん」
「じゃー二人って付き合ってないの?」
「篠田の中では付き合ってるけどね(*`ω´)」
「もう、話がややこしくなるから黙ってて(怒)」
「ほーい(*`ω´) 」
そっか、付き合ってなかったんだ(-∀-`)
「ゆっぴーが嬉しそうでムカつく」
「煩い(怒)」
「シクシク」
いや、だからって私となんてもっとないか
「これでやっと三人がスタートラインに並んだね」
「・・・・何の?」
バシッ!
「イタッ(;´-∀-)」
「三人でてっぺん取っるっていう約束じゃん(怒)」
「二人は登り始めてるけど私は・・・・」
「あれだけ喝さいを浴びててまだわかんないわけ?」
「あれはにゃんにゃんや他の人にだと思うよ」
「新聞読んでないの?」
「見たくないんだって(*`ω´) 」
「相変わらずヘタレなんだから(怒)
ほら、今日は二公演あるんだから行くよ」
「いでででで(;´-∀-)」
耳を引っ張られながら外で待っていたマネージャーさんの車に乗り込んだ
「体は大丈夫?」
「はい、何とかまだ動きます」
「食事の用意は楽屋にしてもらってるから
もう少し我慢してね」
「はい、大丈夫です」
劇場の入り口前を車で通る
「あの人だかりって何ですか?」
「当日券を待ってる人じゃないかしら
キャンセル分を当日券として売るって言ってたから」
「違うと思いますけど・・・・
人が多すぎますもん」
「優ちゃん新聞も何も読んでないんだって」
「そうなの?丁度ここにあるからどうぞ」
そう言って助手席にあった新聞を後ろ手に渡そうとするから
「いいです(;´-∀-)」
目を閉じ見ないようにしてると
「ちょっとだけでいいから見て見なよ(бвб)」
「いい」
「・・・・・目を開けてちゃんと見ろ!(怒)」
にゃんにゃんのドスのきいた低い声に
恐る恐る目を開けると
「うそ・・・・・」
今度は涙で見えなくなった
「だから言ったでしょ優ちゃんは大丈夫だって(бвб) 」
得意げな顔をしてそう言う陽菜
「そうね、始めから信じてたのは陽菜ちゃんと・・・
篠田さんだけだったものね
私だってここまで出来るとは思ってなかったから」
「凄いのは当たり前じゃんだって陽菜の優ちゃんなんだから」
「ふぇ?」
「あっ・・・・こ、言葉のあやだし(汗)」
何故か耳まで真っ赤になっていて、早く行くよって
車を降りて行ったにゃんにゃんの後ろから
慌ててついて行く
それからの毎日は体が辛くて苦しかったけど
演じれるという楽しさのほうが勝っていて
何より陽菜と演じてるという事実がすべてを支えていた
もちろんキスシーンは・・・・
やっぱりした方がいいと言う事になって何度もすることに(;´-∀-)
そして・・・・
大千秋楽には立見席まで出来
蓋開けてみれば空席があったのは初日のみだった