田舎町の山中にいた時に夕暮れ時を迎えた。帰る道のりの算段をしたが、霧雨の降る霧の中にいて、辺りの様子も遠くまではよく分からない。

降り始めると、山中と言っても、山道ではなく、立体的に入り組んだ通路を降りて行くことになった。