話題:今日見た夢
悪夢半分、特撮要素半分みたいな夢だった。
リバイスのフェニックスっぽい組織にいる、男子高校生のハルトと仮面の女・鼎(かなえ)さんと敵の怪人の夢の続き…にしてはだいぶ話が進んだ感のある内容だった。


戦艦の司令室に司令官(長官)と鼎、変人の研究室長がいる。
鼎の服装はいつもの戦闘服ではなく、1ランク上の隊長クラス?の制服を着ている。

室長との会話からするに鼎は怪人との長い戦いで体に影響を及ぼすレベルで戦闘不能になり(次に戦えば死ぬとか言われてる)、司令官の計らいで隊長クラスに最近任命されたっぽかった。


鼎は司令室の巨大モニターから怪人の出現を地上にいるハルト達、戦闘員達に伝えた。司令官は鼎の様子を見てるだけ。
鼎は戦闘の経験から、雑魚敵がどこから出現するのかある程度わかっているらしい。的確に指示をしていた。

ハルト達と隊員はバシバシと雑魚を倒していく。ハルトは戦闘慣れしたせいか、雑魚に関しては難なく倒せるようだった。
視点が地上に変わった。地上ではハルト達が怪人と戦っている。乱戦状態。
ハルトは刀を抜くと→「オリャアアアア!」って感じに雑魚ではない怪人に突っ込んで行った。
その怪人、腕がカマキリの腕みたいになっていて迂闊にしてるといつの間にか斬られてるみたいな厄介なやつだった。

ハルトはかろうじて攻撃をかわしていたが、一瞬の隙を突かれダメージを受けた。この敵、厄介すぎる。


視点が戦艦の司令室に変わった。鼎はモニターに映る怪人の動きを観察していた。
室長がフランクに聞いてくる。
「鼎、そいつ(怪人)どうやって倒す?」
「ハルトが苦戦している。戦えるのなら行きたいが…今の私では無理だ…」

鼎はどこか悔しそうにしているように見えた。次に戦えば死ぬ。
鼎の体は本人が思っていた以上にぼろぼろだった。満身創痍。

鼎は突如激しく咳こんだ。

仮面はしているが、手は口元を押さえている。よく見ると鼎は吐血をしているようだった。

室長が鼎の異常に気づいた。「鼎!?大丈夫か!?血吐いてる…」
鼎は何か答えようとしたが、突然意識が途切れたのかその場にふわっと倒れた。
室長が鼎の体を確認している。緊急事態なので鼎の仮面をそっと外した。仮面の内側は血まみれだった。
絶妙な角度で鼎の素顔がほとんど見えないが、顔に火傷の跡らしきものが見えた。跡は首筋にまで行っている。

「息、してないぞ…。鼎!鼎!…意識もない。緊急事態だ!
誰でもいいから救護隊を急いで呼んでこい!長官、AEDを早く!鼎を早く助けないと!あと女性隊員をいるだけ呼んでくれ。鼎にAEDをやるには女性の方がいいからな」
長官は急いで館内放送をした。

急いで救護隊と女性隊員が呼ばれ、処置が早急にされた。
鼎はなんとか意識を取り戻したようだった。
鼎は何かを室長に言おうとしたが、室長は「無理して喋らなくてもいい」とジェスチャーで伝えた。


鼎は光が眩しいのか、「仮面はどこにある?」…と近くの隊員に聞いていた。声に力がない。
鼎の仮面は予備があるのか、丁寧に運ばれてきた。

女性隊員のひとりが、仮面を自力で着けれない鼎を手伝っていた。
「鼎さん、今はまだ無理してはいけません。手伝います」
「すまない」

仮面を着け終えた鼎はよろよろと立とうとしたが、まだ意識が戻ったばかりで足元がおぼつかない。
隊員に支えて貰っている。


救護隊の隊長が優しく語りかけた。
「鼎さん、病院に行きましょう。あなたの体はもう危ない領域に入っているかもしれない」
「それはわかっている…」

鼎は救護隊と一緒に組織直属の病院に搬送されることになった。


ハルトは戦いながら鼎のことを案じていた。
「鼎さん!?大丈夫なの?」
室長が答える。
「ハルトくん、君はとにかくそいつを倒してくれ。鼎はどうにか助かったが、危ないかもしれない」



時系列が1週間後とかそこらへんになった。
医者が鼎の検査結果を見ている。鼎はあの件以来、大事を取って入院していた。


医者は女医で、組織直属の医者なのは確かだ。
医者は鼎の検査結果を室長に伝えた。
「鼎さん、彼女の体は過去に負った火傷のダメージと戦闘によるダメージでもう…ぼろぼろよ。彼女が光を異常に眩しく感じているのは、顔に負った大火傷のせいね」
「鼎のあの性格だと、また戦いに身を投じそうで怖いんだが」
「確実に言えるのは彼女、次に戦えば死ぬ。回避方法があればいいんだけども」
「ハルトはそれを知らないからなぁ。鼎は薄々感じているようだったが」
「でも敵は待ってくれない」
「おいおいこの組織大丈夫かよ!?高校生ひとり(ハルト)に任せるわけにはいかないし、鼎は満身創痍で戦闘不能だし。他にいれば頼もしいのだが」


視点が病室に変わった。鼎はぼんやりと外を眺めている。
空は快晴だった。