話題:今日見た夢
夢2つ見たのですが、ひとつは一昔前のゲーセンが出てきた夢だった。ものすごいレトロなゲーセン。
景品もどこか古くさくて、90年代半ばなのかな?それよりももっと前か?

自分は小学生で(低学年くらい?)、少年アシベのゴマちゃんグッズを必死に取ろうとしてた。
なかなか上手く取れなくて結局あきらめた。後ろめたかった。



夢2つ目。またそれかよとか言われそうだが、また出てきたよ。対怪人組織の夢。

時系列は不明だが中盤近くかと。


思いっきり過去編(回想)だった。以前もちらっと夢に出てきた、過去(12年前の怪人事件)の詳細がそりゃあ生々しい程にリアルに出てきた。

ある日、研究室長の宇崎が晴斗に話があるから研究室に来てくれと呼んでから→回想スタート。これは鼎絡みの事件だが、実は晴斗くんにも関係してることだとかで。
研究室は誰も来ないように鍵をかけてある。
晴斗はちらっと前に、12年前に「こんな事件があったんだ」程度にしか知らされていなかった。


12年前、犯人不明の一家放火殺人事件が起きた。被害にあったのは都筑家。その当時のゼルフェノアは警察と共に怪事件を捜査していた。
この事件も怪人によるものではないかと浮上。だが報道では一家全員死亡と伝えられていたが、実はその娘が生存していたことが判明する。火傷で重傷を負ったものの(顔は大火傷)なんとか命をとりとめた形で。
…が、表沙汰にすると犯人に狙われる可能性があるため→娘の生存は警察とゼルフェノアによって極秘事項として扱われた。
その生存していた娘の名前は「都筑悠真」(つづきゆま)。当時高校生だった。

晴斗は当時小学生。6歳くらいか?近所ということもあり、悠真に可愛がられていた。
晴斗は悠真になついていた。晴斗からしたら悠真はお姉ちゃんみたいな存在だったらしい。


事件当時、悠真は薄れゆく意識の中で犯人を目撃していた。
そして事件後、退院した悠真は「紀柳院鼎」という名で別人として生きることを選ぶ。全ては犯人に自分の存在を悟られないため、それと怪人に対する復讐のために。


この話を聞いた晴斗はショックを受けていた。どういうことなんだよ!?
都筑悠真=紀柳院鼎ってこと!?混乱する。理解が追いつかない。

「え!?…じゃあ鼎さんって…まさか…ゆ」言いかけたが止められた。
「それ以上その名前を出すな。鼎は絶対に口を割らないからな。事件の話はしてもいいが都筑家の名前は絶対に出しちゃダメ。タブーだ。鼎にとっては絶対に踏み込んではならない領域だ」
「あの…室長、もしかしてですが、あの式典会場での怪人騒ぎの時(1話相当)に俺に鼎さん、自分の武器を使えって言ってたんですよ。あれって…」
「お前のことを覚えていた可能性は高いな」

晴斗はこの際だからと室長に聞いてみた。彩音と鼎のことだった。
「あのふたり、いつ知り合ったんだ。彩音さんは親友って言ってたけど」
「晴斗くん、君これ以上ハードな話を聞くつもりなのか?さっきの話もそうだけど、高校生にはキツいかもしれない」

8年前。彩音は怪人事件の被害者支援団体「ノア」に在籍していた。彩音は当時、救護隊員とノア職員を兼任していた。ノアはゼルフェノアの組織のひとつでもある。
ある日彩音はゼルフェノアの命で鼎を訪ねた。鼎の部屋は昼間でも薄暗く、カーテンで閉められている。不自然だったのは鏡が全て伏せられたり塞がっている状況。

彩音は察した。鼎は自分の姿(仮面をした状態)を受け入れられないのだと。当時の鼎は事件の後遺症と精神的なダメージで引きこもりとなっており、外出も出来ない状態。
彩音はカウンセリングという目的で少しずつ鼎と話をすることに。最初鼎は心を開かなかったという。
少しずつ彩音と会う回数が増えるにつれて、鼎は少しずつ心を開いていった。
そしてある日、鼎は堰を切ったかのように抑えていた感情を彩音にぶちまけた。

鼎は彩音との交流以降、自分の姿を受け入れ、少しずつ外出出来るまでに回復したと聞く。


「その当時の彩音は鼎をひとりにしてはいけないと思ったんだそうな。鼎は何もかも失って、孤独だったからね。支えが必要だと感じたらしい」
「それを機にだんだん仲良くなった感じなのか…」
「決定的だったのは4年前だな。4年前に怪人による連続爆破事件があっただろ?」
「あ…ありましたね」
「その事件のひとつにたまたま鼎は居合わせていたんだよ」
「…え!?」

4年前に起きた、怪人による連続爆破事件の現場のひとつがショッピングモールだった。
あれから彩音は鼎に影響されて戦闘員の訓練も受けていた。ノア職員は辞めたけど。それで現在の彩音の原型である救護隊員兼戦闘員という形が出来た。

彩音も現場にいた。人が多い場所だったので彩音は一般人の避難を最優先に誘導していたらしい。その時に怪人の姿を見て立ちすくむ鼎を見た。
鼎は動けなかった。逃げたいのに動けない。
「鼎!逃げてー!」
彩音は叫ぶが鼎は動けないまま。このままだと鼎が危ない。彩音は怪人にやられるのを承知で鼎を庇った。

怪人の攻撃は彩音に当たった。目の前に倒れた彩音がいる。鼎の中で何かが動き始めていた。
彩音は幸いにも軽いけがで済んだ。鼎は彩音の対怪人用の銃を拝借した。
「彩音、これ借りるね」
「ま…待って!その銃は一般人には使えないものだよ」
「使ってみないとわからないから」
鼎は鼎なりに彩音を守りたかったらしく、一般人には使えない仕様の銃をいきなり使ったという。
その時に鼎の覚醒の片鱗が見えた…とか彩音は言ってた。


「…で、その後どうなったんですか?」
「鼎はゼルフェノアと契約したよ。条件つきでね」
「条件つき?」
「鼎の経緯を見ればわかるだろう。あいつは身体に火傷によるダメージを受けている。だから通常の戦闘プログラムはこなせないと見た我々研究所は彼女専用のプログラムを用意したんだ」
「…それであんなに強くなったんですか?」
「他にもあるぞ。ゼルフェノア全体で彼女のバックアップをする体勢になったんだ。鼎の精神的なサポートと戦闘のサポートに任命された人間が彩音じゃなかったら、ああはならなかっただろうよ」


晴斗、あまりにもハードな話すぎて言葉を失う。
室長は研究室の鍵をようやく開けた。
「君にはハードすぎたかなぁ?とにかく鼎には優しく接してあげてくれよ」
晴斗は悠真と鼎が同一人物であることが信じられなかった。嘘だろ!?

「とにかく鼎は鼎だからな。晴斗、それは忘れるなよ」
「そういえば最近、鼎さんの姿が全然見えないのは一体なんで?3日前までバリバリ出撃してたのに」
「おそらく火傷によるダメージと今までの戦闘によるダメージが蓄積されてきたみたいでな、鼎は最近不調なようだ。彼女は休んでいるかもしれん」
「僕達が思っている以上にダメージは深刻らしいからな」



そこまでリアルにならなくてもいい夢すぎたわ…。
確かに昨日、この怪人による放火事件と爆破事件の詳細をノートにアウトプットしていたが。可視化されるとエグいな…。

事件で唯一生存した都筑悠真=後の紀柳院鼎と1話相当のフラグ回収はなんとなく考えてたやつでした。まさか夢にまんま出てくるとは…。


ひとつ目の夢がヘンテコレトロな内容だっただけに、2つ目は一気にハードになりすぎだよ…。
リアルに少しうなされてたっぽい。