この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。
ログイン |
現在AM7:30
「ふぁ〜はよーっす」
教室に欠伸をしながら入ってきたのは藤ヶ谷 宏だった
「おはよう。相変わらず早いな宏。そこだけは褒めたるわ」
それを迎えたのは宏よりも早く学校に着いていたであろう中西 光である
「光んこそ相変わらず早いねー。俺生徒会だけは入りたくないわ」
と宏が机にカバンを置き光に近づく
そして前の席に座り後ろを向く
「入れば受験で有利になるしな。俺はそのために今苦労しとんねん」
と言いながら光はさくさく自分の仕事をこなしていく
「光んは考えることがちがうね!俺は灰とまだまだ高校生活をエンジョイしちゃうから!」
と口をとんがらせて宏が言う
しばらくして多数生徒が登校するようになり大分と教室も賑やかになってきた
AM8:15
「おっはよー!」
と勢い良く入ってきたのは天地 灰だった。
「灰ーーーー!麗しのmyえんじぇうーーー!」
と宏が抱きつく
それをいつものことと流しながら灰はいう
「やっぱ宏は早いなー。」
すると宏が抱きついていた灰から離れて真剣に言った
「だって!・・・遅刻して目立ったりしたら嫌じゃん!俺皆から見つめられたりしたら気絶するかも!!」
「やっぱそこなんだ;ちゃらい顔して中身チキンだもんな宏って」
と灰が笑う
「ちゃらいって言わないでー」
と宏が灰にすがりつく
「いや、ちゃらいよ」
灰の後ろからそう声をかけたのは不機嫌そうに登校してきた木瀬 愁だ
「愁ー!おはよ!ってちゃらくないよ!」
愁は宏の叫びを軽くスルーしながら自分の席へ行きカバンを置く
「金髪がよく言うよ。寝癖、ついてるし」
「えっ!?うそ!!」
愁の言葉に宏が慌てて鏡を取り出し自分の髪をチェックする
が
「うそ」
と愁があっけらかんと言う
「・・・・このペテン師!」
宏が涙目で愁に訴える
「ははっ。何とでも言うがいいよ。騙される方が悪いんだから」
と愁が黒いオーラを纏い言い放った
それに灰も宏も何も言えなかった
そんなこんなでAM8:28
授業開始まであと2分
「相変わらずあいつらおそいな」
と光がため息を付いていると
ガラっと教室の扉が開いた
無言で入ってきて無言で席につき
そのまま机につっぷすのは鏡 学である
「おはよー学!今日も遅かったな!」
と宏が話しかける学の席の前は宏なのだ
「間に合えばいいのだ。案ずることはない」
とぼそぼそ答える学
「昨日何時に寝たんだ?」
と宏の問いに
「22時」
学が眠そうに答える
「十分寝てるじゃねぇか!」
と宏がツッコむも学からの反応はない
「ところでさぁ」
そこへ愁がななめから割って入る
「なんだよ」
宏が答える
「今日はなんだと思う?」
愁が言うと宏は『あぁ!』と言われている意味を理解したよに考え出す
「今日は・・・メイドとか?」
考えた挙句の答えはこれだった
「せっ・・・セーラー!」
恥ずかしがりながらも灰が参戦
「魔女っ子」
机につっぷしながら学もその賭けに参戦
「僕は巫女だと思うね」
と自信満々に言い放つ愁
「いや、チャイナやな」
と光が参戦する
そしてAM8:30
授業開始のチャイムが鳴るそして担当の教師が入ってきて授業をはじめようとした時
「みんな!にーーーーはお!!!」
教室の扉が勢い良く音を立てて開かれた
そこにはチャイナドレスを身にまとい髪をツインのお団子にまとめて仁王立ちする朝夜木 刹那の姿があった
「ほらな」
と光が鼻で笑う
「「「「ちっ!」」」」
他の外した4人は舌打ちをした
刹那が現れたことで教室の男子はどよめき、女子は黄色い声をあげる
そこへ水をさすように教師が刹那へ言葉を投げる
「朝夜木。遅刻だぞ。早く座れー」
その反応に納得がいかなかった刹那は教師に向かって言った
「先生!僕は遅刻ではありません!ちゃんと朝の7時から学校に来てスタンバってました!」
「なにをスタンバるというんだ?」
教師はそう返す
「みんなが集まり一番入って目立つこの瞬間をまっていたんです!みんなこの僕の美しい姿をみたいはずです!僕はみんなのためを思ってやったんです!」
「お、おい朝夜木;;」
教師の呼び掛けも聞かず刹那は続ける
「特に僕は女装で一番自身があるのはこの脚です!今日はチャイナドレス!スリットがきいてて脚がよくみえる!!みんな見たいはず!僕はそう思いここまで演出したというのに!!なのに!先生は僕を遅刻だというのですか!?」
教師が引いている
「・・・先生が悪かった朝夜木。遅刻は取り消すから。座りなさい」
と教師は言うが刹那はまだ納得いかないようだ
「いやです!先生!そんなの信じられません!僕を座らせたいなら僕に『綺麗だ』と言ってください!さぁ!」
ずずいと刹那が教師に滲み寄る
「・・・朝夜木。今日も綺麗だ。だから・・・頼むから座ってくれないか・・・」
と教師は言いながら両手で顔を被ってorzしていた
こうして刹那は席についたが
すでにこれで1限目の半分がすぎていたのは言うまでもない
休み時間
「ほな頼むでー」
と自分の席で光が満足そうに灰、宏、学、愁へ言う
「「「「はぁ〜」」」」
この光景の理由とは
毎朝刹那が来てくる衣装を当てるという賭け事をしていて、あたった者ははずした者に昼食を奢ってもらえるというものだったのだ
というわけで見事チャイナだと当てた光はあとの外した4人に昼食を買いに行かせたのだった
「でもなんで僕がチャイナだとわかったんだい?」
と刹那が光に問う
「んー?まぁ俺は天才やから」
と返した
光はこのとき思った
『朝、学校来たときに刹那を見かけたなんて死んでも言われへん!』
性 別 | 女性 |
年 齢 | 33 |
誕生日 | 6月21日 |
地 域 | 奈良県 |
系 統 | ギャグ系 |
職 業 | 専門学校生 |
血液型 | B型 |