昨日はよっぽど緊張していたのね。
いつもの木曜日、
気付けば、耳鼻科から帰って来てから夕方まで、
冷房の効いた部屋でうとうとしてた。
初演奏会は県内南の施設で。
ジャズの名曲から小学唱歌までほぼ一時間。
そこに暮らすローズも加わって。
病気でローズは今、声と運動機能を奪われてる。
元々は延びのある落ち着いた声のジャズシンガー。
タッチペンで文字を示し、
それを読み取って伝える人を介して話す。
最初は意思さえないと判断されていたと言います。
訓練に訓練を重ねて努力したローズが、
介添えされてキーボードを操ります。
その優しい音色に深く感動しました。
薔薇が好きで、ここでもローズがいいと希望されました。
彼女の許可もいただいた事だし、
彼女のCDから歌って行きましょう。
楡が送ってくれた昨日の演奏録音ファイル。
結構ほんわか、良いムードですよ。
今日は早朝から緊張しています。
持ち物は全部揃えて、鞄に入れた。
大きい襟が肩を覆う、背中が割れてる二重の記事の白いブラウスと、
切り替えから下がベージュの、黒いフレアスカートは、
間違いなく直ぐに着れる様にハンガーに架けた。
十時にはお風呂に入りましょう。
あまり早くにお風呂にすると、出掛ける時にもう汗びっしょりになるでしょ?
そうです、いよいよ初めての演奏会なんです。
ああ、大丈夫かな?
人の思いはその数だけある。
心配する資格も権利もないけれど、
これ以上視力を衰えさせたくない人がいる。
マギーはどう対処すればいいのだろう?
相手がそれを望まなかったら?
まるで死に急いでいる様に、大切な残り視力を酷使してる。
マギーにも相手と同じ経験がある。
ただ違うのは、マギーは子供だった。
親が映画や博物館や、おしゃれや自然や、
将来全盲になっても好ましい記憶をいっぱい体験させてくれた。
できれば、相手にもそうしてあげたい。
しかし、相手はどうやらそれを望んでいない。
子供だった頃のマギーとは違う。
見たい物、知りたい子とは全て持ってるんだよね。
その人生記憶の中に。
でも、悲しいね。
人が全てマギーと同じ思いじゃない事は充分解ってるつもりなんだけど(苦笑い)。
いいえ、相手も解ってる。
でも、どうしようもなくて、自分で自分を持て余してるんだよね、きっと。
掻き氷を食べに行ったりプールに行ったり、
涼を求めて昨日の日曜日をブログ仲間達。
練乳宇治茶小豆の心地よく冷たい美味を舌に載せたり、
子供達の歓声と水飛沫を耳に聴いたり、
想像を心いっぱいに広げて、マギーは一日ゆっくり家で伸びていました。
折角カラオケと食事に誘ってくれた知人には悪かったけれど。
その知人と電話していて、女の素顔を見ました。
A子がB子を仲良しと考えてるのは確かだけど、
B子は同時にA子にとって彼女の引き立て役。
そのB子が脚光を浴びたら、途端にA子のこき下ろしに遭う。
話を聞く限り、ひとえにB子の努力が実を結んだと分かります。
これ、女同士にはよくある話ですよね。