どうすれば私はプリンセスになれるの?

やっぱり昼寝はいけないね。
ほんの少しうたた寝しただけだったのに、
眠れないまま、気付いたらもう5時過ぎ。
定例の胡瓜の早朝ツイートが飛んで来た。

「今まで何してたの?」
子供達の素朴な疑問に真摯に答える著名人の本を読んでたの。
恐竜や銀河、動植物への質問…。
マギーが気に要ったのは、
蛸もおならをするの?
オレンジは色の名前なのに、何故バナナを黄色と呼ばないの?
どうすれば私はプリンセスになれるの?
思わず笑ったのは、
家のパパはいっぱいロトを買うのに、何故一度も当たらないの?
考えさせられたのは、
意地悪する人にも優しくしなくちゃいけないの?

イギリスの本なので、王政を説明する歴史学者。
確率を説く数学者。
ユニークな応答をするコメディアンや精神科医…。
日本人にも馴染みのポール・マッカートニーも答えていたわ。
イギリス版子供相談室ね。

知らない方が幸せなのよ

真夜中、ここに地震があったそうだ。
安否を気遣うメールがラベンダーから入っていた。
震度3だったから問題はなかったと檜から返信もあった。
二人のやり取りから、今朝目覚めて地震の事をマギーは初めて知った。

そしてベッドの仲で、いよいよ閉じてしまう我が市のコミュニティ・ブログを覗いて、
マギーのショックと悲しみなんて取るに足りないと改めて知らされた。
誰かと比べたらと言うんじゃなく、
誰しも同じ事を感じて生きているんだと改めて知ったから。

失いたくない人なら、その人から受けたショックもそのまま受け入れよう。
きっとマギーの知らない所で、マギーもその人にショックを与えているんだろうから。
全て知らなかった事にしよう、いつか心から笑って話せる日まで。
その人から貰った幸せな時間だけを数えて、それに酔っていよう。
コミュニティの人がそれを教えてくれたから。

障害者は天使じゃない

昨日の続き。
エコーの間、視力と見えない毎日について医者に訊かれた。
何の躊躇もなく答えてると、ポジティブだねって言われた。
できない事はできないって答えただけなんだけど。
世間はやっぱり、頑張ってる障害者を求めてるんだね。
何でもできるあなた、頑張ってないマギーの居場所も残して置いて下さいね。
そして健常者と言われるあなた、
障害者は天使じゃないの。
障害者間で起きる事は健常者間で起きる事と一緒。
障害者間にも虐めはあるのよ。

最後はちょっと面白い話で閉めるわね。
人生の途中で目が見えなくなった男性。
移動時、肩か肘を貸してくれればそれで良いんだけれど、
看護師がしっかり彼と腕を組んで歩き出した。
で、偶然か自然か、彼の手が彼女の胸に触れてしまった。
おかしな男と想われないかと気を遣ってると、彼の方が恥ずかしくなって、
緊張の余り、椅子を足に引っ掛けてしまって、倒してしまったんだって。

夫が三人、恋人一人?

一月に健康診断で引っ掛かった所は、後一つを残して全て問題無し。
おめでとう、マギー!

昨日はマンモグラフィのCDRを持って、触診と回向検査。
時間数が足りないので、欅の事業所のガイドヘルパーが使えず、
先月の肝臓のエコーと同じく、隣の市のボランティアと臨んだ。
乳腺外科の待合室で、「ご主人ですか?」と彼は訊かれていた。
ごめんなさいね。

そう言えば、ここで暮らすようになって半年が過ぎた頃、同じ様な事があったね。
欅の事業所がまだボランティア団体だった頃で、
高熱を出したマギーを、楢のご主人が急遽、内科に車で連れて行ってくれた。
自然に気遣ってくれた彼も、「ご主人ですか?」と訊かれてたね。

そして、欅の事業所と言えば、こんな事もあったよ。
植物に詳しい竹サンタと、隣の県に行く事になった。
当時開いてたHPの「ジョニィとマギーの緑の館」で使う草花の写真を撮りに。
竹サンタの肘に軽く捕まって、最寄りの駅までガイドされていた時、
「肩を組んで歩きましょう」と竹サンタ。
彼の話では、全盲女性の中にはそれを望む人がいるとか。
恋人気分を体験したいって頼まれた事が何度かあるそうだ。
で、切符を買って、改札を通る時、
「今日はお相手が違うんだね」
顔馴染みの駅員さんにからかわれたね。

(ー)が抜けてますよ

昨日は結局、昼過ぎからまた降り出した。
少し風が出て、シャワーみたいだって檜が濡れながら言った。
二人で駅の多目的トイレから出た直後に。

マギーのお腹に差し込みが急に来たの。
様子が分かってる最寄りの駅のを使ったのは良かったんだけど。
ホルダーにペーパーが全くなかった。
そんなの確かめる余裕もなかった。
仕方ないので、駅員に訊いて来てって檜に頼んだ。
声から、40前後と思しき男性が入って来た。
トイレットペーパーは片隅の道具入れに収めてあったの。
そりゃ、檜やマギーでは分からないわ。
トイレットロールを一つ受け取って付け替えた。
その間、マギーは便座に縛り付けられ状態。
そこは、用を足し終わって立てば水が勝手に流れる所だけど、
序でに、その男性に流す所を訊いて正解だった。
自動で流れる水量は少しだけだもん。
おまけに、直ぐには流れないし。

誰か知らないけど、先に使った人よ、
新しいペーパーをセットしてってよ。
あ、あなたも全盲だったら仕方ないか。
それにしても、こう言う状態で見ず知らずの男性をトイレに入れるなんて、
マギーも恥も外聞も気にしないおばさんになったんだね。
「おばさん? (ーが抜けてない?)」
誰かがそっとクレーム付けてるね。
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