目測を誤るってか、マギーのことだから手測を誤ることが最近増えました。
ひょいと腕を伸ばした所に目的の物があったのに、そこにそれがない。
充電器に携帯を乗せる時も、だから両手で先に位置を確認する様にしている。

母が今のマギーの歳より数年上の頃、戸棚の硝子戸にシールを貼っていた。
そのシールの位置で硝子戸が開いているかどうか分かる様に。
長い年月騒音の中で働いていた所為で、70代には難聴だった父。
マギーをよく連れて歩いてくれていたけど、
買い物や人に道を尋ねる時はマギーに質問させていた。
「二人出一人やな」
って、普段はあまり冗談を言わない父が笑わせてくれましたね。

マギーが子供の頃、我が家は三世代同居でした。
ボンボン育ちの父と息子が一番だった祖母といて、母は苦労が絶えませんでした。
マギーが病気がちだったことも、嫁姑のすれ違いの原因でした。
家族の決定権と火事は祖母が握っていて、
外でも仕事していた母は、給料を全て祖母に渡していました。
そんな大人達の中で育って、マギーは本当に良かったです。
相手の言動から、他人を認めたり許せたりが少しでもできるマギーがいます。
昔の様に、数世代が同居した方が、特に子供には必要なんじゃないでしょうか?