7時前から、ここはもう30℃。
ニャンコ計が、「暑い! 暑い!」と喚いていました。
風鈴はちりんとも言いません。
溜息みたいな風が、それでも肩をたまに撫でます。
機嫌良いのは雀だけみたい。

11時になりました。
少し早いけど、サンドイッチとコーヒーで昼食中。
風鈴が忘れた頃に歌います。
けど、この部屋の空気は留まったままです。
北側の洗面所にだけ風らしき流れがあるんでしょう。

16時。
暑さのピークを越えたみたいですね。
風鈴が鳴り、風が家を渡ります。
この風、涼しいとまでは行かないけれどね。
さっきまで読書して、短い昼寝して、独りを満喫しています。

独りは淋しくないかと訊く人がいます。
電話で、辛かった若い頃の日々を話しする人がいます。
独りの時間を持て余し、毎日ヘルパーさんと買い物に出る人もいます。
他人からは贅沢に見える暮らしでも、その人は満足できません。
他人と比べるからですよ。
そう言う域を脱したら、あなたにもマギーの言葉が伝わるでしょう。
当事者の話をただ黙って聴いているマギーは、
ひょっとしたらただの無責任さんなのかもね。