11月5日、隣の(刈谷)市の小学校に行きました。
6年生の福祉実践教室の点字担当でした。
点訳ボランティアグループの人達が子供達に点字を教え、
子供達が書いた物をチェックするのがマギーの務めです。
自分の名前を打った後で、余裕のある子には自由文を書いて貰います。

子供の名前にも社会が反映しますね。
女児は可愛くてアニメチックなのが多く、
男児には武士みたいな古めかしく勇ましいのが付いています。
一文字違いで政治家と同じ名前の男児には、
「将来は君の手で日本を良くしてね」
とコメントを付けると笑って「はい」ですって。

自由文では、部活や好きな爬虫類、マギーへの質問を書いてくれたので、
授業の終わりのスピーチでは、彼らの自由文から、視覚障害者のバスケや国際ヨットレースについて、
マギーの歴史(弱視から全盲になった経緯、就いたいくつかの職業)を。
そしてマギーから子供達へのお願いをも伝えました。
白杖のマギー達にだけじゃなく、妊産婦や乳幼児連れの人、高齢者など、
ヘルプマークを付けている人にも付けてない人にも親切にしてと。
はい、リュックのヘルプマークを皆に見せて。

その小学校には、鉛筆に手足が付いたキャラクターがいて、
「本気、元気、正直」ってスローガンも。
「これ、ちゃんとみんなの方に向いてる?」と、その紙を掲げて、
「このキャラクター好きになりました。
何より、『本気、元気、正直』って言葉に感動しました。
大人になってもずっとこの言葉通りでいてね」
スピーチをそう結んで、素直に頭を深く下げました。