今日は陶板浴の金曜日。
それまでにお風呂にと。
な、なんと! 風呂の蓋が開いてる!
朝、仕事に行くまえにお風呂を使った誰かの仕業だね。
自慢じゃないけど、たまにマギーがやらかして、檜に指摘される。
風呂の蓋だけじゃない。
目くそ鼻くその二人なんです。
ん、大分沸いて来ましたね。
追い炊きしながら、湯船の中でこれ書いてます。
毎回空振りで諦めていたパンプス、とうとう買えたよ。
マギーの足に丁度良い小ささと緑川家の家計に適した靴。
オーソドックスなベージュだけど、横からかかと部分が深いので脱げにくい。
パンプス用の靴下も買えば割引と聞き、つい靴屋さんに乗せられちゃった。
黒もあるよとしきりに柏木が薦めてくれたけど、断固ベージュにしたわ。
素材もデザインも同じだと、間違えて色違いで履く危険もあるからって説得して。
序でに、気持ちだけフレアーのベージュのデニムスカートも買った。
この時も、柏木はしきりに真っ赤のスカートを薦めた。
服選びでは信頼してる柏木だけど、本質的に真っ赤はマギーは着ない。
柏木のガイドで出掛ける事十年以上。
マギーは彼女に満足してるのに、本当はそう思ってないかと、心配してるみたい。
「…でしょ?」って、マギーが丁寧な言葉を使うのがその証拠って言われた。
え? そんなつもりは更々ないよ。
ホテルや老人ホームや、檜の下で治療院でパートもするようになり、
お客さんや患者さんに、「です」「ます」体で話すようになったからじゃない?
そう言うマギーに柏木は納得してないみたい。
あなたはちゃんと丁寧に仕事してくれてますよ。