「幸せになることより、満足することの方が大事だよ」
今読んでる小説の中の一説。

プロローグは危険なにおいが漂っているし、
実際、ストーリーはその方向へ転回して行くのかも知れないけれど。
都会暮らしに疲れて戻って来た孫娘と、
長い間行き来のなかった祖父との素朴な暮らしが、いまは淡々と綴られている。
小さな漁港の町で、ヒロインは祖父から釣りや魚料理を習っている静かな毎日。
降り注ぐ夏の陽射し、青いそらと青い海、潮風の香りがマギーの心に染み入る。

そんなある夜、一瞬で消えた流れ星に、
願いは幸せになれますようにかなと、問われるままに応える孫娘に、祖父が言う。
最初にここに書いた一行を。
「幸せになることより、満足することの方が大事だよ」

それ、本当だってマギーもずっと前から信じている。
不安や恐怖と並んで歩いている毎日ではあるけれど。
大勢の人達が、マギーが悔いのない人生を送れる様、協力してくれている。
今マギーにできることは、そんな人達に真っ直ぐ向き合い、彼等に応えること。
マギーが結び目になって、知らない同士が繋がってくれたらいいな。
嘆いている人がいたら、それでも生きていることは素晴らしいよって、感じて欲しい。
今ここに生きていることに感謝して貰えたらな。
「そんなのただの綺麗事だよ」
檜はてれて言うだろうな。

1時間も掛けてやっとこれを書き終えます。
最近ブログが更新されてないからと心配してくれたあなた、有り難う!