軽口と嫌みの狭間で

三月下旬の陽気って予想に、コート無しでお出掛け。
ここへ引っ越しする時母がくれたローズピンクのセーター、
ミルクチョコレート色って店員が説明してくれた、お気に入りのポンチョで。
確かに陽射しは春模様だったけど、ビル風は一層冷たく強く、
こちらは偶々だったのか、電車の座席にヒーターが入ってなくて寒かったね。
売り尽くしちゃいたい靴屋の思惑か、店頭にはブーツが一杯。
収穫無しで帰って来たわ。
あ、お金使わずに済んだのは収穫だったかな?

ご飯物が良いと言うガイドの柏木と初めて入ったお店は、
思いの外量が多くて、柏木には薄味だったって。
関西育ちのマギーには、こんなもんかって感じ。
柏木の注文は早く来たんだけど、マギーのはかなり時間が掛かった。
思わず、「お待ちしていました」って口から漏れた。
あれって、人に寄っては嫌みに採られるかもね。

本当に頑張ってるのは

1月16日(もう一昨日になるのね)は、隔月の肝臓検診日。
これを運良くと言うのかどうか、全てに於いて少なかったね。
まず、乗り継ぎの連絡が首尾良くて往復の移動時間。
採血量がこれまでより一本分少なかった。
あの小瓶は何て呼ぶの?
やっぱり試験管?
予約時間の一番だったみたいで、あっと言う間に診察と会計。
マギーの為に頑張ったのは医師、薬、そしてガイドのブーゲンビリア。

昨日(1月17日)は、中学校の点字教室。
今好きな音楽や生き物、読んでる本や入ってる部活…。
13歳の少年・少女の思いが、明るい笑い声と点字になる。
最も嬉しかったのは、「私が好きなのはイケメンです」って書いてくれた少女。
屈託がない彼女と一緒に、心から笑えた。
最近、ちょっと心が疲れてたから。

ねえねえ、障害者は努力して、毎日頑張って生きてる訳じゃないの。
障害者間にだって、盗難事件や不倫騒ぎはあるの。
マギーが点字が読み書きできるのは、それが生きるのに必須だから。
すらすら読めるからって、素晴らしい事でも頑張ってる結果でもないの。
本当に頑張ってるのは、点訳書を付くってくれるボランティアさんなの。
必要以上に障害者を持ち上げると、自分を過小評価する障害者が生まれる。
間違った基準の差別が、仲間内で実際起きてると、東京で感じた。
今更、少女みたいな事を言うように聞こえるかも知れないけど、
人を見る大切な基準の基本は、その人の心よ。

そして今日の最後に、マギーがこうして生意気言えるのも、
檜やジョニィ、その他職場の人達、昔からの友達や最近知り合った人達、
あなたもあなたも、マギーを支えてくれる人達の愛情あっての事なんです。
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