寝る前にちょっとほのぼのする話。
友達が勇気を出して、タクシーを呼んで独りで外出。
マンションの前に車が着いたら電話してくれるよう、タクシー会社に頼んでいました。
明るい陽射しと優しい風の中、暫く待っていると、何処からか鶯の鳴き声。
余りに澄んだ綺麗な声にうっとりしていた彼女、ふと気付きました。
ここは都会の真ん中、幾ら何でも鶯が来ることはこれまでにもなかった。
そう、鶯は彼女のジーンズのお尻ポケットの携帯の着メロだったんです。
「タクシー会社からの着信にマギーちゃんから入れて貰ったのを忘れてたよ」