知人が、食事中にお箸の先でうっかり頬に傷を付けてしまったそうだ。
一際見掛けを気にする彼女、痛みよりその後に残るだろう染みを心配している。
いつも美容製品を購入している皮膚科で相談するって。
目測を謬るるとか手元が狂うとかが理解できない檜、彼女の行為が信じられない。
中途失明で、おまけに全てをヘルパー任せの彼女なんだから仕方がない。
見えない世界で生きる為の訓練を彼女は選択しなかったし、
周りに手助けしてくれる人材も抱負。
料理ができない、いえ、努力さえしないマギーと彼女は大差ない。
檜、そんな風に受け流してあげようよ。
あなたもこの先、年齢を重ねれば分かる様になるわ。
マギーも、手を伸ばしただけで目的の物を取ったり、
思った場所に置いたりできなくなっているのよ。
祖母が、母がそうだった様にね。
自分の考えが全てじゃないの。
人の数だけ物の見方、考え方があるの。