TVもTwitterも、お国から払い下げられる(?)有り難い十万円の話題で持ち切り。
その所為か、昨夜の夢の中のマギーは万札が十枚入った封筒を胸に歩いていました。
広いバス通りには人が沢山行き交って、大枚すられては困ります。
細い坂道にそれて、ひょろっと高い建物の縁石にしゃがみ込み、お札を数えました。
建物からあまり目つきの良くないおじさんが出て来て、こっちを見た気がしたので、
お札を隠そうとしたら、不意に強い風が吹いて来て、大枚が路に飛んで行きました。

夢って矛盾していますよね。
お札を数えるまでは、子供の頃の様に確かに弱視のマギーでした。
名前は思い出せないけれど、夢の中の通りはマギーがよく知っている景色でした。
当然、白杖ましでスタスタ歩いていたのに、風が吹いた所からは現在のマギーでした。
風に舞う万札を指先で追い掛けている全盲マギーでした。

「たかが十万くらいで大枚か?」
って、この話を聞いた檜。
「じゃ、あなたには幾らなら大枚?」
「百万円かな」