いつもマギーの福祉実践教室の担当は点字です。
去年の春のガイドボランティアの定例会で、希望を伝えても良いと言われたので、
ガイドもやってみたいと手を挙げていたのが、昨日やっと叶いました。

子供達に視覚障害者の手引を体験して貰うのが主な目的です。
視覚障害者への声の掛け方や手引の仕方を一人のガイドボランティアが子供達に説明。
それに従って、もう一人のガイドボランティアが視覚障害者と歩く所を見せます。
その後、子供達が二人一組になって、ガイドと視覚障害者の役を演じます。
これがマギーの隣の市のやり方だそうです。
他の市ではどうやっているんでしょうね?

視覚障害を体験するのにアイマスクを子供達はするんだけど、これって必要?
どうせ危険なアイマスクをさせるなら、見えないことの怖さを教えるより、
白杖から指先に伝わって来る感覚、風邪の流れや草花の匂いを知る喜び、
音の方向や手に触れる物が何かを当てるゲームをして貰うのは?
目が見えないのにすごいと言うより、それも楽しいことって知らせるのは駄目?

こう言う福祉実践教室で、他の視覚障害者が受けたと言う、
でもマギーはこれまで一度もされたことのない質問を、昨日初めて受けました。
ご飯はどうやって食べるのかって。
「左手にお茶碗を、右手にお箸を持って、皆と同じだよ」
本音は言いたかったけど、ガイドボランティアが望んでる答えを素直に。
食器の位置をアナログ時計の文字盤に見立てて食べるとかね。
料理や家事はどうやっているのかと言う、これもマギーには初めてされた質問には、
電子レンジやIH調理器を使うこと、材料はネット注文することを、
これは緑川家の場合と断ってから、答えました。
きっと子供達は、包丁使いの器用な視覚障害者をTVか何かで見て、
彼等を裏切って申し訳ないけど、そんな神憑りマギーを期待していたんでしょうね。
マギーが子供達に伝えた様に、算数の得意な子、国語が得意な子がいる様に、
視覚障害者にも色々いて良いでしょ。