それは循環バスなので、往復同じ所に停まります。
帰りに降りる所より先に行きたくて、今日初めて呪うとしました。
そしたら運転手さんが、
「これは反対に行くよ。
いつものバスはまだ来ないよ」
ってバスのステップに白杖を乗せた檜とマギーに教えてくれました。
「今日はこの先に用事があるんです。
有り難うございます」
そう言って乗り込む二人に空席を教えてくれてから、バスは発車。
このバスを利用する様になったのは去年の春からなんですけど、
そんなに毎日利用している訳でもありません。
白杖を持っているだけで憶えていて貰えるんですね。
嬉しい様な恥ずかしい様な。
マギー達の車内での言動から、他の視覚障害者に悪影響及ぼさないようしなくちゃね。
序でですが、降りた停留所は初めての場所で、
反対側の道へ渡る信号の位置を見つけるのにちょっと苦労したな。
睡眠は最も優しい麻酔薬ですね。
目覚めてからも暫くはその効果がまだ続いていて、
足腰の痛みや肌の痒みが消えたのかと喜んでしまいます。
そう、動き出してる内にそれらは戻って来るんだけどね。
冬の所為かビタミンC不足の所為か、いいえ、歳の所為ね。
乾燥肌に今年は特別悩まされています。
耳たぶ、項、背中からお尻、勿論手足も。
項の右側から背中全体なんて触るも無惨にざらざら。
右手小指なんて知らない間に掻き傷ができていて、
それが何かに当たると小さく悲鳴を挙げるほど、ひりひりします。
けど不思議なことに、胸やお腹はあまり痒くないんですよね。
当然でしょうけど、外出先では痒みを忘れていられます。
てか、自然に我慢しているんですね。
勿論、手足は自分でクリームを塗るし、
背中は檜に塗って貰っています。
一番辛いのは、緑内障から来る眼の痒み、刺す様な痛みです。
うっかり目を擦ったら最悪なのを、長い経験から充分知っているから、
柔らかい濡れガーゼを当てたり、両掌に冷たい水を流しながら瞬きして目を洗ったり。
いつの頃からか、眼科には行かなくなったわ。
長い時間待って、目薬貰うだけなんだもん。
春までもう少し我慢すれば済むことよ。
代わりに、春からは虫さんに我慢しなければいけなくなるのよね。
そう、人世には我慢が付き物ですよ。
風邪気味かなと想いながらも、週の始めはやるべき仕事をしっかりこなし。
序でに、夕方からの自由な時間はしっかり食べて寝て。
週の後半は、申し訳なかったけど、檜や友達との約束も全てキャンセルさせて貰って。
お陰で、今日はすっかり元気マギーに戻れました。
悪寒も今朝はなく、耳の聞こえも大分快復して来ました。
まだ少し鼻声でもあるけれど、これは色っぽいと解釈して下さいませ(笑)。
昨日あれからとろとろしていたら、今朝は少しましになりました。
これ書き終えたら、もう一度ベッドに直行しますけど。
どれだけ咳しても、これを読んでくれるあなたにはマギーの風邪移らないでしょう。
いやいや、ネットだからウィルスは飛んで行くかな?
今日、外は3月並の温かさなんですってね。
檜は用事で8時20分頃に出掛けました。
昨日も今日もマギーも同行する予定だったから、気の所為か、檜はご機嫌斜めです。
優しさは変わらないんだけど、小さなことで突っ掛かって来ます。
彼は彼の問題を抱えているから心に余裕がなく、きっと辛いのでしょうけどね。
そんな檜をどう扱えば良いのか、今はマギーにも分かりません。
ただ、認知が来るのは年下の檜が先かなと、ふと感じることも。
やっぱりマギーは姉さん女房なんでしょうか?
この雨早朝から降っているそうです。
補聴器マギーはさっきまで知らなかった。
そして体調も優れない。
今日は耳鼻科デーなので、風邪引いてないかもチェックして貰おう。
昨日は今年最後の福祉実践教室でした。
そこで久しぶりに会った女性から、悲しい話を聞いた。
彼女はこの県内の人だけど、大阪の夫婦とも友達だったそうです。
その夫婦の奥さんはマギーと同窓生で、中学の時に寄宿舎で同じ部屋でした。
お互い、その先は別々の路を選んだので、
それほど親しいお付き合いもないまま、もう数十年。
その奥さんがつい先日、亡くなったとのこと。
彼女はマギーより年下だったんですよ。
当然のことだろうけど、緑の館に住み始めた頃より、日記の内容が暗い。
世間には余生をエンジョイしてる人も多い。
マギーも彼等を見習おう。